ニューヨークでヘイトクライム暴行受けた中国系男性が死亡―独メディア

Record China    2022年1月10日(月) 20時20分

拡大

9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、米ニューヨークで昨年暴行を受けた61歳の中国系男性が先日死亡したと報じた。

2022年1月9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、米ニューヨークで昨年暴行を受けた61歳の中国系男性が先日死亡したと報じた。

記事は、ニューヨーク市の警察当局が8日、昨年4月に暴行を受けた61歳の中国系男性が死亡したと発表したことを紹介。男性は同市内のイースト・ハーレムで空き缶を拾っていた際に背後から襲撃され、地面に倒された上で何度も頭を蹴られたと伝えた。

警察は防犯カメラなどの映像から49歳の容疑者を特定して逮捕し、現在も捜査が行われている。逮捕容疑は殺人未遂にヘイトクライムなどとされており、被害男性の遺族からは容疑を殺人に切り替えるよう要望が出ているという。

記事はまた、ある警官の話として容疑者が「前日にアジア系の男から金品を奪われたので襲撃した」と供述していることを紹介。これに対して遺族側の代表者が「襲撃を受けるまで2人は会ったことがなかった」と否定するとともに、被害男性が新型コロナによって中国料理店での仕事を失い、米国での就労期間が短かったために失業救済金も受け取れず、妻とともに空き缶回収でなんとか生計を立てていたと説明したことを伝えた。

記事は、新型コロナの感染が拡大して以降、米国ではアジア系住民に対するヘイトクライム犯罪数が顕著に増加しており、トランプ前大統領も繰り返し「中国ウイルス」と発言したことで、現地の中国系住民の人権団体から提訴されたとしている。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携