「サムスンを追い抜く」と巨額を投じた中国の半導体事業、全て失敗?=韓国ネット「中国の限界」

Record Korea    2022年1月11日(火) 10時20分

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10日、韓国・聯合ニュースは米紙の報道を基に、「中国がサムスン電子や台湾TSMCを追い抜くとして最先端半導体メーカーの設立に巨額を投じた事業は全て失敗に終わった」と伝えた。資料写真。

2022年1月10日、韓国・聯合ニュースは米紙の報道を基に、「中国がサムスン電子や台湾TSMCを追い抜くとして最先端半導体メーカーの設立に巨額を投じた事業は全て失敗に終わった」と伝えた。

記事によると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが9日、「企業の発表、中国国営メディアの報道、地方政府の文書などを分析した結果、中国で過去3年間に少なくとも六つの大規模半導体製造新規プロジェクトが失敗していたことが分かった」と報じた。これらのプロジェクトに投じられた金額は少なくとも23億ドル(約2663億円)で、その大部分は政府が支援したものだという。

とりわけ、この失敗を象徴する代表的なケースは、ファウンドリー(委託生産)の武漢弘芯半導体製造(HSMC)と泉芯集成電路製造(QXIC)だと記事は指摘している。両社とも、サムスン電子とTSMCが世界市場をリードする14ナノメートル以下工程製品の量産を目標に設立された。情報筋によると、「TSMCの役員を含む台湾のエンジニアを多数、巨額の年俸で引き抜いた」という。しかし、両社とも現在までにチップを1枚も生産しておらず、記事は「最先端半導体の量産には少なくとも数十億ドルの費用がかかると、後になって気付いた」と指摘している。元従業員は「QXICは半導体製造技術を持つ専門家を迎え入れたが、その技術を統合する力が無かった」と話しているという。

記事は「中国の半導体メーカーは自国内の需要の17%ほどしか生産できておらず、半導体製造力の拡大が中国政府の最優先課題になっている」と伝えた。

韓国のネットユーザーからは「人さえ引き抜けばうまくいくと思ってたんだろうな。今までずっとそうやってきたから」「(技術を)盗むのには失敗した、ってことだね!」「韓国の技術者を引き抜こうとして失敗、技術も盗めず崩壊ってことだ」「これが中国の限界なんでしょ」「月面にも行ったのに、半導体一つ作れないの?」など厳しい声が寄せられている。

また、「サムスンは本当にすごいんだな」「こうして格差はさらに広がっていく。100年たとうが韓国には追いつけない」「失敗したからって諦める中国ではないだろう。手段を選ばず挑んでくるはずだ。油断してはいけない」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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