Record China 2024年7月18日(木) 5時0分
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米ニューズウィークにこのほど、「中国高速鉄道の奇跡」とする記事が掲載された。写真は無錫駅。
米ニューズウィークにこのほど、「中国高速鉄道の奇跡」とする記事が掲載された。
中国メディアの環球時報が15日、要約して伝えたところによると、記事はまず、「中国はわずか20年で世界最大規模の高速鉄道網を構築した」とし、「(2008年に)最初の路線が開通して以来、総延長は約2万5000マイル(約4万キロ)にまで拡大し、地球を一周できるほどの長さとなっている」と紹介した。
記事によると、中国の高速鉄道計画は、同国が高度経済成長とインフラ整備の課題に直面していた1990年代に始まり、90年代後半から2000年代にかけての商業列車の速度向上を目指した「スピードアップ」キャンペーン期間中に勢いを増した。08年の世界金融危機の間、中国は経済を刺激し雇用を創出するため、高速鉄道を含むインフラへの投資を強化した。
当初、仏アルストムや独シーメンス、川崎重工業など外国企業との技術移転契約に依存していた中国は、時間の経過とともに海外の技術を国内のイノベーションと統合し最終的に改善することで、高速鉄道技術のリーダーになった。在米中国大使館の劉鵬宇(リウ・ポンユー)報道官によると、中国の高速鉄道は他国の先進的な経験を吸収しながらも、自主的なイノベーションを重視し、独自の知的財産権を持つ世界一流の技術システムを確立した。
記事は「中国政府は、密集・連結されたネットワークの構築に注力している。中国の野望は続いており、高速鉄道網を25年までに3万1000マイル(約5万キロ)、35年までに4万3495マイル(約7万キロ)に延ばす計画を掲げている。中国政府が大規模なプロジェクトのために膨大な資源を迅速に動員できるのは『制度上の優位性』によるものだ」と伝えた。
記事はまた、中国が近年、中国の昆明とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ路線や、中国とタイを結ぶ路線など、国境を接する国々への高速鉄道網を拡大していることにも触れ、「これらのプロジェクトは中国の『一帯一路』構想の一環であり、地域の交通網を増強しただけでなく、中国のソフトパワーの効果的な形としても機能している」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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