K-POP中国人メンバーの「韓国式あいさつ」拒否、擁護する中国メディアを韓国人教授が一蹴

Record Korea    2022年1月11日(火) 18時20分

拡大

10日、韓国・中央日報などによると、韓国の6人組ガールズグループ「EVERGLOW」の中国人メンバー・イロンが「韓国式新年のあいさつ」を拒否したことが中韓ネットユーザーの間で物議を醸している。

2022年1月10日、韓国・中央日報などによると、韓国の6人組ガールズグループ「EVERGLOW」の中国人メンバー・イロン(YIREN)が「韓国式新年のあいさつ」を拒否したことが中韓ネットユーザーの間で物議を醸している。これについて韓国誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授が同日、SNSで自身の考えを示した。

「EVERGLOW」のメンバーは2日に韓国で行なったファンイベントで、ひざまずきながら両手の甲を額に当てて頭を下げる「韓国式あいさつ」をした。しかし中国人メンバーのイロンだけは、立ったまま片方の手でもう片方の手を包む「中国式あいさつ」をした。

これに対し韓国の一部ネットユーザーからは「韓国で活動しているのになぜ中国式あいさつをするのか」と批判の声が上がった。一方、中国の官営メディアは「イロンが新年のあいさつでひざまずかなかったために韓国のネットユーザーから『中国に帰れ』と批判されている」「韓国のネットユーザーは文化的な違いを受け入れられていない」などと報じていたという。

これを受け、「正しい韓国の文化」を発信する活動を行なう徐教授は自身のSNSで「中国の官営メディアに忠告する資格はあるのだろうか」とし、20年8月に中国当局が「EVERGLOW」の所属事務所である「YUE HUA Entertainment」に懲戒処分を下したことに言及。「EVERGLOWが韓国の軍人を対象に慰問公演を行なったことが理由だった。イロンが中国国籍であることを問題視した」と説明し、「中国人の跪かない伝統を韓国でも守るべきだと主張しているのに、韓国の軍隊慰問文化を理解しようとはしなかった」と指摘した。

また「Netflixドラマ『イカゲーム』や『地獄が呼んでいる』などに関する中国の違法流通への指摘にはいまだ沈黙を貫いている。俳優らの著作権を無視した違法グッズの販売についても口を閉ざしている」とも批判。その上で「中国が自国の文化を尊重してもらうには、まずは他国の文化を尊重することを学んでほしい」と述べたという。

これを見た韓国のネットユーザーからも「韓国の伝統を尊重できない人がなぜ韓国で芸能活動を行なうのか。理解できない」「他国の文化を尊重しない国だということは分かっていたけど、メディアがここまで露骨に述べるほどとは思わなかった」「中国人メンバーはよく問題を起こすのに、なぜ事務所は毎回中国人メンバーを入れるのだろう?」など中国への厳しい声が上がっている。

一方、一部では「BTS米国で米国式あいさつをするか?」「中国人だから中国式のあいさつをした。これの何が間違いなの?。あいさつをしなかったわけでもない」と擁護する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携