中国科学技術部が10日に明らかにしたところによると、同部はこのほど「新しい都市におけるイノベーション型都市の建設展開を支持することに関する通知」を発表した。河北省保定市などの25都市におけるイノベーション型都市の建設を支持する。これにより、中国のイノベーション型都市が103に達した。

新しいイノベーション型都市の建設を展開する都市は広く分布している。うち東部地域は保定市、邯鄲市、宿遷市、淮安市、温州市、台州市、淄博市、威海市、日照市、臨沂市、徳州市、汕頭市。中部地域は長治市、滁州市、蚌埠市、銅陵市、新余市、新郷市、荊門市、黄石市、湘潭市。西部地域は柳州市、綿陽市、徳陽市。東北地域は営口市。

科学技術部は関係都市に対して、「革新駆動型発展戦略の実施をめぐり、建設プランの重点任務の実施を急ぎ、体制・メカニズム改革を深化させ続ける。イノベーション・起業環境を最適化し、人材の優位性を構築する。開放と協力を拡大し、独自イノベーション能力を強化する。質の高い科学技術の供給を高め、科学技術の成果の転化を促進し、新産業・新業態・新スタイルを育成・強化する。近代化経済体制の建設、人々の生活の質の向上、新たな発展構造の構築、質の高い発展の実現にサポートを提供する」よう求めた。

イノベーション型都市とは、科学技術、知識、人材、体制、文化などのイノベーション要素により発展を駆動する都市のことだ。科学技術部は2010年にイノベーション型都市の活動を開始したのに続き、2016年以降、持続的に展開と建設に力を入れ、78都市の国家イノベーション型都市の建設を支持するようになった。イノベーション型都市は実践において、科学技術イノベーションを都市発展の全局面の中心的な位置に据え、各自の特色ある差別化されたイノベーション発展の道を模索し、大きく前進している。南京、西安、成都、武漢など数多くのベンチマーク都市が誕生している。（提供/人民網日本語版・編集/YF）