チェコ駐中国大使、北京五輪を支持する発言で更迭も―米華字メディア

Record China    2022年1月12日(水) 15時20分

拡大

米華字メディア・多維新聞は12日、チェコの駐中国大使が今年2月に開催される北京冬季五輪を支持したことで更迭される可能性があると報じた。

米華字メディア・多維新聞は12日、チェコの駐中国大使が今年2月に開催される北京冬季五輪を支持したことで更迭される可能性があると報じた。チェコではジャン・リパフスキー外相が就任して以降、対中姿勢に明らかな違いがみられると指摘している。

チェコのウラジミール・トムシク駐中国大使は2021年末、「ゼマン大統領は北京五輪を全面的に支持している」と中国メディアに明かした。しかし、リパフスキー外相は今年1月9日、北京五輪を支持する声明を出さないよう同大使に要請したという。リパフスキー氏は、同大使の発言はチェコ外交部が準備する中国との関係に合致しないとしている。

リパフスキー氏は「トムシク大使を更迭するか」との質問には応じず、「大使が大統領の見解を伝えるのを止めることはできないが、外交に責任を負うのは政府だ」と述べるにとどめたという。

記事は、チェコの大統領および新政権は、親中だった以前と明らかに異なっていると説明。リパフスキー氏がこれまで中国に対して強硬な姿勢を取ってきたことでも知られていること、同氏が就任後は「人権外交」を推進し、中国やロシアとの関係を見直すと述べていたことに触れた。

一方、ゼマン大統領は中国寄りで知られるものの、「チェコの政治体制では大統領が象徴的な役割を果たすことが多く、実権はあまりない」と伝えている。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携