【CRI時評】グアンタナモの20年は「米国式人権」に対する大いなる皮肉

CRI online    2022年1月14日(金) 12時20分

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米国によるグアンタナモ収容所設立から20周年となる日が到来した。

「法治の約束についての米国政府の汚点」、「人類史における極めて暗黒な1ページ」……米国によるグアンタナモ収容所設立から20周年となる日が到来した。国際社会からの非難の声は絶えない。設立の日以来、この「黒い監獄」はすなわち、人権侵害との双子の兄弟だった。20年が過ぎた今も米国は虐待行為をやめないどころか、「黒い監獄ネットワーク」を全世界に広げている。まさにEFE通信が論評したように、米国政府のやり方は国際的な人権システムを損ねている。

米国は2002年1月11日、キューバのグアンタナモにある米国海軍基地に監獄を設けて9.11事件の発生後に拘束したテロリスト容疑者を収容した。米国はそれから20年来、この監獄にどのような人々を収容し、どのような拷問手段を用い、どれだけの期間に渡り収容しているのか、一向に公開してこなかった。しかしながら、「火」があれば「立ち上る煙」は見えてくるものだ。グアンタナモ収容所での虐待スキャンダルは20年間に渡り、メディアによって暴露され続け、国際社会は非難を浴びせ続けることになった。

国連人権委員会が派遣した独立専門家チームも、米国が裁判なしに任意に拘禁し、拷問や虐待を加えるやり方は、いかなる政府、特に人権の擁護を主張する政府にとっては全く受け入れられないと指摘する非難を、このほど発表した。

グアンタナモ収容所は氷山の一角に過ぎない。「ワシントン・ポスト」は2005年にはすでに、米中央情報局(CIA)はアジアと東欧に秘密監獄ネットワークを設立しており、タイ、アフガニスタン、多くの東欧諸国が密接に関与していることを明らかにした。この20年間、米国の「黒い監獄」における人権問題が改善される様子は、全く見えてこなかった。それどころか、米国が人権を踏みにじる「黒い監獄」を、一部の国と協力してさらに多く設置したことが明らかになった。これらの「黒い監獄」は、米国が法治を踏みにじり人権を侵害していることの代表的なシンボルとなり、米国の政治家が「人権」を旗印にしていることに対する大いなる皮肉となった。「米国式人権」の虚偽と醜さは、余すところなくさらけ出されることになった。

人権の保護とはスローガンではなく行動だ。国際社会の高まりつつある批判や非難を目の当たりにして、米国は我が身を見つめて反省し、グアンタナモ収容所をはじめとする全世界のいたるところに設けた秘密監獄をただちに閉鎖し、さらに全面調査と責任追及をすべきだ。世界の人権史に米国が書き加えた「人権をほしいままに侵害した醜い章」は、そろそろ終わらせねばならない。(提供/CRI

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