日本人ではなく中国人だった!中国人侮辱番組に出演の役者に非難殺到「見つけたらぶちのめしてやる」―中国紙

Record China    2014年5月28日(水) 19時48分

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28日、北京青年報によると、先日、スペインのテレビ番組が中国人を侮辱したと騒動になった問題で、中国人役を演じていたのが日本人ではなく中国人だったことがわかった。

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2014年5月28日、北京青年報によると、先日、スペインのテレビ番組で中国人を侮辱する表現があったとして騒動になっていた問題で、一部メディアで中国人役を演じていたのが日本人だと報じられていたことについて、実際は中国人の俳優が演じていたことがわかった。

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スペインのテレビ局テレシンコが15日に放送したコント番組では、「ワン」という名の中国人がスペイン人のバーに入ると、客の1人が「中国人と犬は入るべからず」と書かれた看板を指さしながら、追い出すという表現があった。このワン役は当初、「事情を知る人物」が日本人留学生だと明かしていた。

しかし、20日に現地の華字紙がこの問題を伝えたところ、読者から「中国人を侮辱した番組のあの俳優は、日本人ではなく中国人だ」との指摘が寄せられた。また、ネット掲示板には、「この俳優の名前はガオ・ウェンジュン。上海出身。バルセロナの某事務所に所属する俳優。私は彼と同じ事務所だからわかるが、日本人ではない」との書き込みが登場した。

ガオ・ウェンジュンは22日午前0時、自身のフェイスブックで「もし、私の演技の中で、皆さんが中国人のイメージを汚したと感じるところがあったのならば、私はここで誠意を持って皆さんに謝罪します。しかし、私は1人の人間として、1人の中国人として、生活の中での私の行動こそが、中国人の道徳イメージを形作ると考えています。コントの中の役柄ではなく」とコメント。

また、問題のコントについて、ブラックユーモアのソープオペラで、登場するすべての人物がピエ口だとし、自身は精いっぱいお茶目に演じたと説明。「お笑いのソープオペラをどうして真に受けてしまうのか」と疑問を呈した。

その後も「皆さんはコントを最後まで見たのですか?ワンを侮辱したマウリシオがひざをついて許しを請うシーンを見ましたか?このコントはブラックユーモアの方法で、われわれに栄誉をもたらしたブルース・リーさんに敬意を表するものなのです」などと説明したが、フェイスブックには「見つけたらぶちのめしてやる」などの書き込みが続いた。

その後、新華社の取材に応じたガオは、「自宅にまで押しかけてくる人が現れた。家族のプライバシーを守るため、フェイスブックの書き込みを削除するしかなかった」と語った。報道によると、彼は30代で子どもが2人おり、5年前にスペインに来て、生活のために様々な職業を経験。縁あって俳優をやっているという。騒動後は、「子どもの幼稚園の送り迎えの際、周囲に気付かれて攻撃されるのではないかと心配している」と悩みを語った。

彼の個人ページには現在、「今回の事件も私の愛国心に深い傷を残しました。微力ながらスペインの人々に正しい中国人のイメージを持ってもらおうと努力していたつもりですが、このようなことが起こるとは思ってもいませんでした」との一文が表示されているのみである。

この書き込みに対して、ネットユーザーからは謝罪の言葉とともに「私はあなたの志を信じています。協力する相手や観客を意識しなかったことだけがあなたの間違い」「人はみな間違いを犯すもの。でも、間違いを認める勇気はみんなが持っているわけではない。この点は尊敬に値する」などのコメントが書き込まれているという。(翻訳・編集/北田

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