中国バスケットボールリーグで悪質ファウル頻発、法的処罰の可能性も―中国メディア

Record China    2022年1月19日(水) 21時20分

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中国プロバスケットボールリーグ(CBA)で悪質ファウルが頻発していることについて、中国共産主義青年団の機関紙・中国青年報は19日付の記事で苦言を呈した。

中国プロバスケットボールリーグ(CBA)で悪質ファウルが頻発していることについて、中国共産主義青年団の機関紙・中国青年報は19日付の記事で「バスケットボールリーグは法外の地ではない」と苦言を呈した。

広東宏遠華南虎籃球倶楽部(以下、広東)に所属するウィームズ、胡明軒(フー・ミンシュエン)ら3選手が最近、相次ぐラフプレーでネットを騒がせた。ウィームズは遼寧との試合で韓徳君(ハン・ダージュン)と衝突、韓に鼻骨骨折などのけがを負わせた。胡明軒は別の試合でジャンプした相手選手の着地点に足を入れて転倒させるプレーを繰り返した。これはジャンプした選手が足首を負傷しかねない危険なプレーとされている。

記事によると、CBAでは過去にも悪質なファウルが物議を醸したことがたびたびあった。その理由について、あるコーチは中国青年報の取材に「選手の個人的な能力やプレーの癖、あるいは監督と現場の雰囲気に関係があるかもしれない。若い頃に練習していた環境も原因の一つかもしれない」と語ったという。

記事は、「いずれにしても、相手と自分のキャリアを尊重することはプロ選手として守るべき一線である」と指摘。北京大成法律事務所の夏侯(シア・ホウ)弁護士は「スポーツであっても相手を故意に負傷させれば違法の疑いがある」とし、上記の2選手のケースでも責任が追及され、故意であることが認められれば法的に処罰される可能性があるとしている。

記事は、「CBAは法外の地ではない。仮にファウルにとって相手のキャリアを危うくしたり、あるいはキャリアを終了させるようなけがを負わせた場合は、被害選手は自らの合法的な権利を主張することができる。それにより、加害選手が直面するのは賠償、ひいては刑務所という災難なのである」と指摘した。

また、「CBAの各関係者は最低限のラインを守る必要がある。深刻なダメージを受ければリーグの価値が大きく低下することにもなりかねない」と警鐘を鳴らした。(翻訳・編集/北田

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