愛国ソング効果で中国当局からおとがめなし?活動休止ワン・リーホンにチャンスありか

anomado    2022年1月20日(木) 11時50分

拡大

元妻が女性問題などを告発したことが騒動に発展し、活動休止を表明した歌手で俳優ワン・リーホンだが、中国当局が明確に“封殺”を示していない現状において、今後は挽回の余地もあるのではないかと報じられている。

元妻が女性問題などを告発したことが騒動に発展し、活動休止を表明した歌手で俳優ワン・リーホン(王力宏)だが、中国当局が明確に“封殺”を示していない現状において、今後は挽回の余地もあるのではないかと報じられている。

ワン・リーホンは昨年末、妻のリー・ジンレイ(李[青見]蕾)さんと離婚調停中であることを表明、その直後にリー・ジンレイさんが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)を通じ、ワン・リーホンの不倫や結婚以前からの女性関係、さらに結婚生活で受けた精神的屈辱などを告発した。これまでワン・リーホンが世間に与え続けていた理想的な男性のイメージとは正反対であったため、人々に大きな衝撃を与えた。

この騒動によって活動休止を発表したワン・リーホンだが、芸能人の倫理問題に厳しい中国では、テレビ番組からワン・リーホンの名前が消えたり、広告契約していた企業が解除を表明したものの、当局から名指しでの“封殺”は今のところ見られていない。台湾の週刊誌では、中国のドキュメンタリー番組「紫禁城」のテーマソングに起用されたワン・リーホンの楽曲「天地龍鱗」が、現在も音楽配信サービスの人気ランキングで上位にあることも、“封殺”対象外を示す動かぬ証拠だと伝えている。

なお、台湾メディアでは中国当局の態度について、ワン・リーホンがこれまでに多くの愛国ソングを歌ってきたのが理由の1つではないかと報道。2020年6月には愛国芸能人としても知られるジャッキー・チェン(成龍)と共に、大型イベントで「歌唱祖国」を披露している。

今後3~5年は続くとも言われるワン・リーホンの活動休止だが、こういった現状を見るかぎり、早い段階での復帰もあるのではないかと見られている。(Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携