Record Korea 2022年1月20日(木) 22時20分
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19日、韓国・京郷新聞は「国家人権委員会から勧告を受けたにもかかわらず、極右団体らの水曜集会に対する妨害行為が続いている」と伝えた。写真は水曜集会。
2022年1月19日、韓国・京郷新聞は「国家人権委員会から勧告を受けたにもかかわらず、極右団体らの水曜集会に対する妨害行為が続いている」と伝えた。
記事によると、ソウル市内のゾマーセットパレスソウルホテル前で同日正午、慰安婦問題解決を訴えるための「水曜集会」が開かれた。また付近では、水曜集会に反対する極右団体による「対抗デモ」が行なわれた。
韓国警察は、水曜集会主催団体の「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」と極右団体らの衝突に備え、両団体の集会場所の間に小型バスで「壁」をつくった。水曜集会の現場周辺を鉄製のフェンスで囲み、警告放送も行なったという。
今回の集会は、人権委員会が14日に警察に対し、「極右団体に対する公権力の対応が不十分」だとして緊急救済を勧告して以来初めて開かれた。
ところが極右団体はこの日も、「慰安婦被害はうそ」など元慰安婦らを侮辱するような発言を繰り返し、慰安婦像の撤去と正義連の解体などを求めた。集会時間と場所の変更を求めた人権委員会の勧告については「職権乱用だ」と主張したという。
一方、水曜集会の参加者らは「消せば消すほど拡散する」「翼は簡単に折れたりしない」などと書かれたプラカードを掲げ、「日本政府は戦争犯罪を認めよ」「謝罪・法的賠償をせよ」などと叫んだ。
警察は「現在の集会・デモ法では人権委員会の勧告を履行することが難しい」との立場を示している。警察関係者は「団体側に集会の時間と場所を変更するよう何度も勧めたが、受け入れられなかった」とし、「人権委員会から勧告を受けたため、法律が許す範囲内でできる限りの措置を取っている」と話した。
これに対し、正義連は「警察が法律を消極的に解釈している」と反発しているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「どうしてこんなことが…。保守は自国の利益のために戦う団体のはずなのに、日本の味方をする右翼だと?」「日本のニュースを見ているよう」「彼らは極右団体を装った売国団体」「韓国に親日が強く根付いていることを示す代表的な例だね」「慰安婦像を守る人たちを犯罪者扱いする警察に問題がある。親日を保護する親日警察だ」など、極右団体と警察への批判的な声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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