中国初の地下水埋蔵量の調査が完了、約52兆1000億立方メートル―中国メディア

人民網日本語版    2022年1月21日(金) 19時50分

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自然資源部(省)中国地質調査局によると、同局は昨年、70年近くの水文・地質調査の成果、国家地下水観測プロジェクト、全国地下水位統一測量活動に基づき、初めて全国地下水埋蔵量の評価を完了した。資料写真。

自然資源部(省)中国地質調査局が20日に明らかにしたところによると、同局は2021年、70年近くの水文・地質調査の成果、国家地下水観測プロジェクト、全国地下水位統一測量活動に基づき、25の水資源調査専門機関と31の省級地質環境観測機関を組織し、初めて全国地下水埋蔵量の評価を完了した。全国地下水埋蔵量は約52兆1000億立方メートル。科技日報が伝えた。

うち、北方地域の地下淡水埋蔵量は約35兆5000億立方メートルで、全国の95%を占めている。主にオルドス盆地、東北平原、河西走廊、華北平原などの地域に分布している。これは北方地域の水安全保障に戦略的備蓄を提供できる。南方地域の地下淡水埋蔵量は約1兆9000億立方メートルで、全国の5%しかない。主に江漢洞庭平原、長江デルタ、成都平原などの地域に分布している。全国にはさらに約14兆7000億立方メートルの地下塩水埋蔵量があり、主にタリム盆地、ジュンガル盆地、チャダム盆地などに分布している。

全国地下水観測ネットワークがさらに整備され、地下水埋蔵量の計算精度が保証された。国家地下水観測プロジェクトの2万469カ所のステーションを基礎に、2021年の全国地下水観測ステーションは6万7000カ所から7万6000カ所に増え、観測面積は前年度の400万平方キロメートルから740万平方キロメートルに拡大した。観測範囲は全国の主要平原・盆地、及び長江源流域、黄河源流域、羌塘内陸河川・湖沼エリア、タクラマカン砂漠などの生態が脆弱なエリアと水源涵養エリアをカバーしている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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