人民網日本語版 2022年1月21日(金) 21時50分
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春節の訪れを目前にして、これから多くの人が年末ボーナスを受け取ることになるだろう。
春節(旧正月、2022年は2月1日)の訪れを目前にして、これから多くの人が年末ボーナスを受け取ることになるだろう。喜ぶ人もいればがっかりする人もおり、転職を考えている人はボーナスをもらうまで待つか、いっそのこともらう前にやめてしまおうかと悩んでいる。転職しても大丈夫だろうか。
ボーナスが多くもらえるなら、1年間頑張って働いた苦労も報われる。少なければ、次の職場に移って1-2カ月ほどたてば気持ちが収まるだろう。年末ボーナスは今や転職を踏みとどまらせる理由でなくなったことは明らかで、人々は「逃げるが勝ち」を地で行くようになった。
実際、年末ボーナスの表向きの金額はすぐにわかるが、大変なのは受け取るのをじりじりしながら待っているその間、今後の職業キャリアへの影響が小さくない要因を見据えることの難しさや、これを見過ごしてしまうことだ。ただ人生で大事な3つのことをしっかり計算していれば、大丈夫かどうかよくわからなくても、決断を下すことは難しくない。
■転職にプラスの時期
広い意味での転職にプラスの時期は注目のタイミングであり、インターネット、デジタル通貨、アカウント、ショート動画、ライブコマース……どの業界にもそれぞれのプラスの時期がある。成長産業に転職しようとするなら、「時間は人を待ってくれない」ので急がなければならない。
狭い意味での転職にプラスの時期は転職の「黄金シーズン」に慌てて動かず、従来の考え方にとらわれないことだ。年末に各社が転職のピークを迎える頃に次の仕事を探せば、チャンスはより多くなるし、条件の交渉もより柔軟になる。
■年齢の危機
米国の職場の黄金年齢(同じ時期の収入が最も高い年齢)は、これまで30年間ずっと変わらず48歳前後だった。中国では職場の黄金年齢が低下しており、以前の55歳前後から最近は35歳以下に下がった。
一部の業界には年齢のハードルが陰に陽に存在し、年末ボーナスのために無駄な時間を過ごしている場合ではない。
■職場での能力/経験の価値低下
多くの仕事の現場では、働き始めてから1年で必要な技能の大部分を習得し、2年目、3年目は熟練期に入るというのが一般的な人材育成の法則だ。熟練期になると、仕事の能力と賃金・待遇はどちらも上昇期を迎える。さらに3-5年目になると、徐々に仕事に慣れて、何も考えず機械的に働くようになり、こなせる仕事量は増えるが、実はボトルネックの時期に向かっている。このようにして、来る日も来る日も、何も考えずに仕事をして、5年がたち、10年がたつと「ベテラン」になっても、職場での立場が有利になることはない。
仕事をこなすことが、純粋に自身の経験のアウトプットであるのか、それとも新しい知識や能力を吸収することなのかが、重要な判断基準になる。
年末ボーナスは一時的な収穫であり、退職や転職は職業キャリアの重要な転換点だ。年末ボーナスという「木」を見て、職業キャリアという「森」を見ないのはいけない。
あなたのボーナスはもらったのだろうか。妥当なものだろうか。
あなたには転職の意志があるだろうか。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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