朴槿恵政権は「深い泥沼」、名実ともに空白状態に―韓国紙

Record China    2014年5月30日(金) 0時50分

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29日、韓国の次期首相に指名されていた安大熙氏が28日に辞退を表明したことで、役所の弊害を一掃し国民の信頼を回復していくはずの朴槿恵政権が深い泥沼に陥っている。写真は中国の事故報道。

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2014年5月29日、韓国紙・朝鮮日報によると、韓国の次期首相に指名されていた安大熙(アン・デヒ)氏が28日に辞退を表明したことで、役所の弊害を一掃し国民の信頼を回復していくはずの朴槿恵(パク・クネ)政権が深い泥沼に陥っている。環球時報(電子版)が伝えた。

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安氏は最高裁判事を2012年7月に退いた後、2013年7月から弁護士活動に従事。しかし財産が11億ウォン(約1億1000万円)増えたことで、「前官礼遇」ではないかとの論争が巻き起こった。これを受け、安氏はこの収入を社会に還元するとした上でさまざまな疑惑について釈明したが、論争はまだ継続中だ。韓国政府や国民、専門家からは「大統領府の人事検証システムに問題があった」と批判の声が上がっている。

朴政権は空白状態に陥っている。鄭[火共]原(チョン・ホンウォン)首相は辞任表明後、限られた業務しか行っておらず、国家情報院長と大統領府国家安保室長のポストも空席のままだ。

大統領府の関係者は、「現在の大統領府は名実ともに『グラウンド・ゼロ』状態だ。もがけばもがくほど落ちていく泥沼に入ってしまったようだ」と話している。(翻訳・編集/藤)

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