2022年1月25日、韓国・ニュース1によると、韓国銀行は同日、昨年の韓国の実質国内総生産（GDP）が前年比4．0％成長したと発表した。これは、2010年（6．8％）以降の11年で最も高い成長率となる。新型コロナウイルス変異株感染が拡大しているにもかかわらず民間消費が増加に転じ、政府消費も増加傾向を続けたという。

記事によると、韓国の実質GDPは2019年10～12月期の1．3％から2020年1～3月期はマイナス1．3％、同4～6月期はマイナス3．2％に減少した。その後同7～9月期（2．2％）に増加に転じ、同10～12月期は1．1％、2021年1～3月期は1．7％、同4～6月期は0．8％、同7～9月期は0．3％、同10～12月期は1．1％となり、6四半期連続で成長を続けている。民間消費と建設投資が増加に転じ、政府消費と輸出が増加を続けた結果とみられている。

これに韓国のネットユーザーからは「コロナ禍でこの成績はすばらしい」「駄目なところもあったけど、全体的に見ると文政権は国を良い方向に引っ張ってくれた」「偉大な国民、偉大な大統領だからこそ成し得た成果」など称賛や喜びの声が上がっている。

一方で「自営業や中小企業は潰れ、輸出大企業やネット大企業だけ成長したことがそんなに誇らしい？」「国民の生活の質は過去最悪だ」などの指摘も寄せられている。（翻訳・編集/堂本）