2014年5月29日、香港・文匯報は、韓国南部の高齢者用病院で28日に発生した火事について、「韓国社会の安全意識の低さが招いた事故であり、急速な経済成長の陰にある高齢化問題を映し出している」と指摘した。

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高齢化が同様に深刻な日本に比べ、韓国では高齢者が子どもの扶養に頼るケースが少なくない。高齢者の収入における子供の援助額の割合（2010年）は、韓国が30．1％に対し、日本はほぼゼロに近い数字となっている。

韓国の65歳以上人口は、2013年末に総人口の11．7％に当たる600万人を突破した。高齢者と労働人口の割合は現在の1対6から2050年には1対1．5になると推計されている。出生率1．24は世界で最も低い水準だ。労働人口も2016年の3700万人をピークに減少するとみられている。（翻訳・編集/NY）