タリム盆地で1億トン級の油ガス田を発見―中国

人民網日本語版    2022年1月27日(木) 19時50分

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中国石化は26日の取材に対して、タリム盆地順北油ガス田で新たに1億トン級の油ガス田を発見したことを明らかにした。

中国石油化工集団公司(中国石化)は26日の取材に対して、タリム盆地順北油ガス田で新たに1億トン級の油ガス田を発見したことを明らかにした。これにより大まかな計算によると、同地域にはコンデンセート8800万トン、天然ガス2900億立方メートルの資源量が新たに増えることになり、中国のエネルギー供給能力をさらに向上させ、国家のエネルギーの安全を保障するうえで重要な意義のある発見となった。新華社が伝えた。

中国石化西北石油局有限公司の王世潔(わん・じーじえ)社長は、「順北油ガス田はタリム盆地中西部に位置し、油ガスの貯留層が非常に深い位置にあり、超高圧で、超高温という特殊な特徴がある。貯留層の深さは平均7300メートル以上で、世界で最も深い油ガスの貯留層の一つで、探査・開発の難度が高い」と説明する。

中国石化は2016年、タリム盆地の順北油ガス田におけるここ10年の石油探査において新たな一里塚となる、重要な商業的発見があったと発表した。その後、同社は科学技術における研究開発を強化し、一連の世界的な技術的難題を攻略し、独自に研究開発を進めて、順北の非常に深く地層構造の複雑な油ガス貯留層の形成理論やキーテクノロジーを確立し、多くの生産・採収井においてブレイクスルーや重要な発見を行った。2020年、順北油ガス田の生産能力は100万トンに達した。現時点で、順北油ガス田で生産された原油は累計で333万トン、天然ガスは14億9700万立方メートルに達し、中国石化の埋蔵量・生産量増加の拠点となっている。

タリム盆地は油ガスが埋蔵する中国最大の内陸盆地で、その面積は56万平方キロ。同地域で探査・開発を実施する中国石化西北石油局有限公司はこれまでに、塔河油田や順北油ガス田などを相次いで発見してきた。うち、塔河油田は、中国初の古生代海成相1億トン級大型油田となっている。現時点で、同社が発見した地質的埋蔵量は石油が16億6500万トン、天然ガスが945億8300万立方メートルで、油ガスの生産量は累計で1億4000万トン相当と、中国全土の陸上の油田としてはトップ10に入っている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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