8日に行われた北京五輪フィギュアスケートの男子シングル・ショートプログラム（SP）で第1組に登場した中国の金博洋（ジン・ボーヤン）が演技後に涙を見せた。

金博洋は若干のミスがありながらも90．98点の高得点を獲得。羽生の実況でおなじみのCCTVアナウンサー・陳滢（チェン・イン）さんも「金博洋が帰ってきた！」と声を上げるほどの出来だった。けがやメンタル面で長く苦しんだこともあってか、演技を終えてリンクサイドに戻ってきた時には感極まった様子で涙を見せた。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では「金博洋が泣く」がトレンド入り。ファンからは「うれし涙だね」「私も泣けてきたよ、天天（金博洋の愛称）」「素晴らしかった！」「天天、すごいぞ！（涙）」「泣かないで！あなたは最高よ」「ちょっとのミスはあったけど本当に良い演技だった」「天天、頑張れ！」といった声援が飛んでいる。

日本の羽生結弦のことを「子どものころから好き」と慕う金博洋は第3組の途中まで1位をキープ。「北京五輪では羽生と一緒に最終組で滑りたい」と語っていた目標の実現なるか。（翻訳・編集/北田）