人民網日本語版 2022年2月9日(水) 14時50分
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北京冬季五輪が開幕し、試合や練習の合間に、多くの選手が選手村の様子をSNSなどで紹介している。
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リュージュ女子米国代表のサマー・ブリチャーは選手村の部屋に到着後、「段ボール製のベッドに寝ているのか?」というネットユーザーの質問に答える動画をSNSにアップした。
ブリチャーはネットユーザーに大きくて快適なシングルベッドを紹介し、リモコンでベッドの角度を睡眠、読書、テレビ鑑賞などのモードに変える様子を披露。その後、ベッドに寝転んで、満足そうな表情を浮かべた。
ブリチャーだけでなく、他の選手も「ベッド披露ショー」を始めている。
これは、冬季五輪用の特注ベッドで、選手の血液の循環を促し、リラックスしてもらうことができるよう工夫されている。各ベッドは人間工学の原理に基づいて設計されており、自由に角度を変えることができるだけでなく、使用するシーンごとに背骨をベストな形で支えることができるようになっている。
中国に来たのだから、おいしい料理を食べないわけにはいかない。
北京冬季五輪の選手村には、各国からやって来る選手を迎えるために、678種類のメニューが用意されている。朝食から昼食、夕食、夜食まで、世界中の料理を24時間食べることができ、全ての選手の「胃袋」を満たすことができるようになっている。
中国料理コーナーのメニューには、羊肉の煮込み料理や鶏肉とピーナッツの甘辛炒め、パイナップル入り酢豚、牛肉とピーマンの炒め物、チャーハンなどがあり、見ているだけでよだれが出てきそうになる。
また、新型コロナウイルス対策のために、食堂の各席には仕切りが設置されている。
春節(旧正月、今年は2月1日)期間中には、食堂に赤いランタンがつるされるなど、春節の飾り付けが行われ、お祝いムード満載となった。
無料のドリンクやアイスクリーム、コーヒー、パン、トースト、ケーキ、ジャムなど、世界のグルメ600種類以上をセルフ方式で楽しむことができる。
スピードスケートオランダ代表のユッタ・リールダムは、中国の麻辣燙(ピリ辛風味の煮込み料理)がすっかりお気に入りになってしまったようだ。
また、食べ慣れた料理がないと困るという人のために、主催者はケンタッキー・フライド・チキンやピザハット、コスタコーヒーなどのメニューも用意している。
食堂内にある、フライドポテトやカクテルをその場で作ってくれるロボットなど、各種「スマートハイテク」も目玉となっている。
報道陣向けのレストランには、料理が自動で運ばれて来るロボットもある。注文すると、出来立ての料理が「天から降りて来る」のだ。各国のメディアの間で、北京冬季五輪の選手村の食堂が好評を博しているのもうなずける。
このようにロボットを活用することで、人と人との接触を減らすことができるほか、効率を向上することもでき、近未来的な世界が広がっている。
北京冬季五輪は春節の時期とも重なったため、選手らはボランティアと共に、毛筆を使い、春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)作りを体験している。あとは餃子を包むことさえできれば、中国のコミュニティーの春節イベントそのものといった感じだ。
また、選手の部屋も切り絵細工で作られた窓の飾りや春聯で飾り付けられている。
さらに、選手らは選手村でトラやシカ、クマ、サル、トリの動作をまねて行う気功体操・五禽戯(ごきんぎ)まで体験している。
食べ物や飲み物のほか、遊べる場所も必要だ。カーリング米国代表のクリストファーは選手村を一周して帰ってきた後、SNSに「みんな、ここは最高の場所だ!」とつづった。
バーチャル・リアリティー(VR)ゲームルームもテクノロジー感満載で、各種ゲーム機器が勢ぞろいしている。VRゲームルームのほか、各種電子ゲームがそろっており、選手らが気晴らしできるようになっている。
さらに、選手らのために、器具や道具がそろったトレーニングジムも設置されており、いつでもここに来てトレーニングすることができるようになっている。
また、米国の選手が選手村に来てまずしたことはというと、散髪。新しい髪型で新しい年を迎え、気持ち新たに試合に臨むという。
さらに、オリンピックバージョンのネイルもある。
そして選手村で最も人気のグッズはクッションだ。一見、大会マスコットの「氷墩墩(ビンドゥンドゥン)」がプリントされただけの普通のクッションに見えるが、実はそれを広げると温かいブランケットになる。
このかわいいビンドゥンドゥンを見たら、誰もがメロメロになってしまうだろう。日本テレビの辻岡義堂アナウンサーがビンドゥンドゥンのピンバッジを6個もつけてリポートする様子は、中国のSNSで大きな話題を集めている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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