2021年留学帰国者の求人平均月収25万円、公務員受験がブームに―中国

人民網日本語版    2022年2月13日(日) 20時0分

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中国経済はその実力が高まるにつれて、留学帰国者に対する魅力も持続的に高くなっている。資料写真。

ここ数年、中国経済はその実力が高まるにつれて、留学帰国者に対する魅力も持続的に高くなっている。

求人サイトの智聯招聘が9日に発表した「中国留学帰国者就職調査報告2021」によると、留学帰国者を優先的に採用するポジションの平均月収が3年連続で高い水準に達し、2021年は1万3719元(約25万円)となり、智聯プラットフォーム全体の平均月収の9364元を46.5%上回った。増加率を見ると、20年は前年比7.3%増で全体の平均増加率を2.1%上回り、21年は同8.9%増で全体を7.5%上回った。

賃金は上昇したものの、21年の調査研究によると、留学帰国者で「現在の賃金は期待よりも少ない」と考える人が45%に上り、「期待よりもかなり少ない」は25%で、どちらも20年より割合が上昇した。「予想とほぼ一致している」は27%で、同11%低下した。また、「予想よりも多い」の割合は20年の5%からさらに2%に低下した。

21年は全体として留学帰国者の賃金に対する満足度が低下した。20年は新型コロナウイルス感染症の中で賃金への期待が下がったが、21年になって期待が高まり、これが満足度が低下した一因だという。

留学帰国者の就職活動の面では、21年は国有企業に履歴書を提出した留学帰国者の人数が同3.7%増加し、上場企業に提出した人は同5%増加した。一方、民間企業に提出した人は同5%減少した。安定志向の傾向が留学帰国者の間でも目立った。最近の調査研究データによると、留学生の30%が「国有企業に就職したい」とし、59%が「留学帰国者の間で『公務員受験ブーム』が起きている」との見方を示し、そのうちの38.3%が「ブームはここ2年ほどの間に目に見えて過熱した」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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