中国共産党機関、ショートトラック巡る中韓紛争に「チャンピオンになるだけが五輪ではない」

Record China    2022年2月12日(土) 16時30分

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11日、治安、司法、公安などをつかさどる中国共産党中央政法委員会がSNSアカウントを通じ「負けを受け入れてこそ勝利を得られる、チャンピオンになるだけが五輪ではない」とする文章を掲載した。

2022年2月11日、治安、司法、公安などをつかさどる中国共産党中央政法委員会がSNSアカウントを通じ「負けを受け入れてこそ勝利を得られる、チャンピオンになるだけが五輪ではない」とする文章を掲載した。

文章は、北京五輪スピードスケート・ショートトラックにおける韓国選手への失格判定を巡り中韓間でいざこざが発生しており、韓国代表団や一部メディアが「不公平な判定があった」と批判を展開するとともに、韓国出身の中国代表コーチであるビクトル・アン氏が韓国ネットユーザーから「ネット暴力」を受けていると紹介。スポーツにおいて競争は発生してしかるべきであるものの、それ以上に重要なのは競技場から出たあとの友好の情なのだと評した。

そして「負けを認めてこそ勝利を得られる」とし、競技においては勝つこともあれば負けることもあり、永遠に勝ち続けることなど誰も保証できないと指摘。五輪を再びメダル至上主義にすべきではなく、成績よりもスポーツマンシップをより重んじるべきだと論じた。

また「負けは恐れるものではない、恐るべきは挫折から立ち上がれなくなることだ」とし、真のスポーツマンシップで語られる「負けに屈服することなく、挫折を味わうほど勇ましくなる」というのは、負けを認めようとせず他人にぬれぎぬを着せることではなく、挫折を味わうたびに自分を超越しようとチャレンジし続けるとことなのだと伝えた。

さらに、100年の歴史を持つ冬季五輪の初志は、スポーツを通じて各国間の相互理解と団結、友愛を促進することであり、その五輪の場で反発や衝突を起こしていては本末転倒であり、各国国民の感情をも傷つけることになると主張した。(翻訳・編集/川尻

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