Record China 2022年2月14日(月) 12時0分
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北京冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック男子500メートルで、韓国のファン・デホンのレースが物議を醸している。写真は武大靖。
北京冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック男子500メートルで、韓国のファン・デホンのレースが物議を醸している。
13日に行われた同種目の準決勝2組のレース終盤にファンがスティーブン・デュボワ(カナダ)と接触してコースアウトしたが、接触した直後、ファンが左足を後ろに高く上げるような体勢を取ったため、ファンのスケート靴のブレード(刃)が後ろにいた中国の武大靖(ウー・ダージン)の顔の目の前にまで迫った。幸い接触はなかったがヒヤリとする危険なシーンだった。
この結果、ファンは反則により失格となり、3着となった武はA決勝に進めず、デュボワはファンの妨害を受けたとして救済措置でA決勝に進出した。
中国の元ショートトラック選手の王濛(ワン・モン)氏は、ファンの足を高く上げた動作について「あまりに危険。武が避けなければ顔に当たっていた」とし、0.016秒差で3着となった武にも少なからず影響を与えたと指摘。「ファンは肝心な時に必ず無茶をする。この選手の滑り方はいつもこうだ。こういう選手と一緒にレースをするのは、まさにこういうことだ」と不満をあらわにした。
ファンは先日行われた1000メートル準決勝でもレース後の判定で失格となり、中国から批判的な声が上がっていた。
王氏はさらに、2010年のワールドカップ(W杯)男子500メートル準決勝のレース中、韓国選手の反則によって転倒に巻き込まれた中国の韓佳良(ハン・ジアリアン)が韓国選手のスケート靴のブレードで腹部に裂傷を負ったケースに言及。「ブレードを高く上げる動作は危険であり、これは後続選手の成績の問題ではなく、けがにつながる問題だ」と苦言を呈した。
なお、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では「ファン・デホンが反則」がトレンド入りし、同選手への非難の声が殺到している。(翻訳・編集/北田)
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