Record Korea 2022年2月16日(水) 12時20分
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月15日、韓国・ノーカットニュースは、「キム・ヨナはなぜ怒ったのか」と題した記事を掲載した。写真はワリエワ。
2022年2月15日、韓国・ノーカットニュースは、「キム・ヨナはなぜ怒ったのか」と題した記事を掲載した。
バンクーバー五輪女子フィギュアスケート金メダリストのキム・ヨナさんは14日、自身のインスタグラムに、真っ黒な画面に白い文字で「ドーピング規定に違反した選手は大会に出場できない。この原則に例外があってはならない。全ての選手の努力と夢は公平で尊い」と投稿した。対象を明言はしていないが、ロシア・オリンピック委員会(ROC)女子代表カミラ・ワリエワについての記述だとみられている。ワリエワは昨年12月に採取された検体から禁止薬物トリメタジジンが検出されたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が北京五輪女子シングルへの出場を認めた。
記事は「キム・ヨナは10年バンクーバー五輪で金メダルを獲得し、14年ソチ五輪で2連覇に挑んだが、結果は銀メダルにとどまった。開催国ロシアのアデリナ・ソトニコワが、フリーでジャンプを1回ミスしながらも金メダルを獲得した。ソトニコワはそれまでに国際A級大会で優勝した経験がなかったことから、当時、外国メディアも『ホームに有利な採点』だと非難した。キム・ヨナは当時、淡々と結果を受け入れていたが、メダリストの記者会見でキムさんが質問に答えている途中にソトニコワが離席した時には、無礼な行動に若干の不快感を示した」と説明している。
また「その後、16年にロシア政府による最悪のドーピングスキャンダルが浮上し、禁止薬物使用疑惑のある選手のリストにソトニコワの名前が入っていることが明らかになった。しかし、ソトニコワはソチ五輪後、負傷などを理由に国際大会に出場しておらず、ドーピング疑惑もうやむやに終わった」と指摘。
その上で「ロシアはフィギュア界に大きな影響力を持っており、ワリエワはドーピング違反が事実と判明したにもかかわらず、五輪出場が認められた。このため、キム・ヨナも異例の立場表明を行ったのだろう」と分析している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ソチのことを思い出して腹が立つ」「ソチの金メダルは韓国のものだったのに」「いまだにソチの判定には納得がいかない」「金メダルはあなただと、みんな分かっているよ!」「ソトニコワを再捜査すべき」など不満を示す声が殺到している。
また、「ロシアは薬物がないと五輪で戦えない国だ」「ロシアは後進国」「スポーツ界も結局はお金がからんでいる。アスリートへの冒とくだ」「薬物を使ってる選手と競わせるなんて、他の選手にも薬物を使えと言ってるのか?」など、ワリエワ出場への怒りの声も多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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