Record Korea 2022年2月21日(月) 15時20分
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北京五輪スピードスケート・ショートトラック男子1500メートルの判定について、大韓体育会が国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴しないことを決定した。写真は問題となった試合。
北京五輪スピードスケート・ショートトラック男子1500メートルの判定について、大韓体育会が国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴しないことを決定した。2月20日、韓国・東亜日報が報じた。
記事によると、大韓体育会の李起興(イ・ギフン)会長は20日、北京市内のメインメディアセンター(MMC)で開かれた記者会見で、「(五輪開始前から)このような問題が発生すると予想していた。スポーツ専門の弁護士らと共に準備を進めてきたが、弁護団と協議した結果、最終的に提訴しないことを決定した」と明らかにした。
大韓体育会は、提訴を準備する過程で、必要な措置はすべて取られたと判断しているとのこと。李会長は「国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長や国際スケート連盟(ISU)に問題提起をした結果、女子1500メートル、3000メートルの試合では主審が変わった」とし、「(問題となった試合は)決勝ではなく準決勝のため、訴訟で勝ったとしても実益はない」と語っている。
記事は「CASへの提訴中止は、2024年に江原道で開かれる冬季ユース五輪を考慮した決断でもある」と報道。平昌五輪のインフラをアピールしIOCの全面的な支持を得た江原道は、20年1月に同ユース五輪の誘致に成功した。80カ国以上3000人以上の青少年選手団が参加するこの大会については、現在北朝鮮との共同開催も検討されている。李会長は「24年の冬季ユース五輪を控えた状態で、(提訴を強行するのは)望ましくないという意見もあった」と説明したという。
韓国のネットユーザーからは、「何を言ってるの?間違った判定は最後まで訂正を求めるのがスポーツ精神でしょ」「こんなことだろうと思った。結局国民を相手にショーをしただけ」「やっぱり親中政府だ」「中国から圧力をかけられたんだな」「もううんざり。中国に立ち向かえる政権を選ばなければ」「日本相手ならどこまでも追及して、反日騒動を起こしていたはず」など、政府に対する批判の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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