中国の卓球選手・張継科（ジャン・ジーカー）が、元卓球選手の福原愛さんがインタビューで語った自身とのエピソードを一部否定した。

福原さんは昨年12月の中国メディアのインタビューで張について「試合前に彼が『お腹が空いた』と言って私のところに来た。私はかばんに食べ物を入れていたのでクッキーをあげた。彼はその後に試合をして勝った。そうしたらそれから毎回、試合前にクッキーを欲しがるようになった」と語り、ファンからは「張継科が勝ち続けた秘訣（ひけつ）はこれだったのか！」「福を呼ぶお菓子だね」といった声が寄せられていた。

張はこのほど出演した番組で「クッキーをもらうのはゲン担ぎなのか、それともおいしかったからなのか？」と聞かれると、「食べ物がなかったから。海外での試合は食事の時間を取ることも難しいことがある。彼女たちは食べ物を持ってるから、時々お腹が減って食べる時間がない時に彼女を探してクッキーをもらっていたんだ」と説明。「試合に勝ったからゲン担ぎでもらうようになった」と言われていることについては、「クッキー食べて（良い）成績を挙げられるならみんな食べるでしょ」と冷静にツッコミを入れた。

中国のネットユーザーからは「マジな回答」「はははは、かわいい」「おもしろすぎる」「そうだったのね」「納得の理由だ」「オリンピックで優勝し、グランドスラムを達成するには真の実力が必要だ。それと同時に、福原愛のクッキーにも感謝」「張継科は純粋で正直だからな」といったコメントが寄せられている。

張継科は1988年生まれ。涼しげなルックスで人気を博す一方、優勝した時にはユニフォームを破るなど熱くなる一面も持っている。（翻訳・編集/北田）