2022年2月24日、澎湃新聞は、北京冬季五輪で人気を博したマスコットキャラクター・ビンドゥンドゥンの偽物製品である「金ドゥンドゥン」の販売が横行していることを報じた。

記事は、河北省の貴金属販売店・周大生で先日、販売許可を受けていない「金ドゥンドゥン」が販売されているのが見つかり注目を集めるとともに、現地当局が調査に乗り出したと紹介。ECプラットフォーム上でも「金ドゥンドゥン」を販売しているショップが多く見られ、1つ100〜1000元（約1800〜1万8000円）で売られていたと伝えた。

また、大部分の製品は五輪公式ショップが発売する、20金を使用した立体ビンドゥンドゥンを模造したもので、この他に平らなものや、大型のもの、小型なものを用いた宝飾品、さらには金ではなく銀を用いた「銀ドゥンドゥン」まで見られたと説明。ECショップで「金ドゥンドゥン」を販売していた人物の話として、製品の多くは広東省深セン市の水貝国際珠宝取り引きセンターの卸売品であると紹介した。

その上で、同センターで取り引きを行っているという人物が「今、ブレスレットやロープなどの『金ドゥンドゥン』製品がバカ売れしている。工場からの出荷を夜中まで待つ人がいるほどだ。ビンドゥンドゥンは公式マスコットで、模造して売買したらダメということは知っているが、なにせこの人気ぶりだから」と語ったことを伝えている。（翻訳・編集/川尻）