中国の子育て費用は平均880万円、1人当たりGDPの6.9倍、米国や日本を大きく上回る

Record China    2022年3月1日(火) 5時20分

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中国で子どもを18歳まで育てるのにかかる費用(2019年)は平均48万5000元(約882万円)で、中国の1人当たりGDPの6.9倍に相当し、米国や日本の数値を大きく上回ることが最新の研究で分かった。

中国ポータルサイトの百度(バイドゥ)に23日付で掲載された記事によると、中国で子どもを18歳まで育てるのにかかる費用(2019年)は平均48万5000元(約882万円)で、中国の1人当たり国内総生産(GDP)の6.9倍に相当し、米国や日本の数値を大きく上回ることが最新の研究で分かった。

北京を拠点とするシンクタンクの育媧人口研究智庫が22日発表した報告書によると、中国は調査対象13カ国の中で、出生率世界最低の韓国に次いで2番目に高い。米国は2015年のデータに基づくと1人当たりGDPの4.11倍、日本は2010年のデータに基づくと4.26倍。

中国の主要都市では子育て費用がさらに高く、上海では100万元(約1820万円)に達し、北京では96万9000元(約1763万円)だった。両都市の出生率は全国平均を大きく下回っている。

専門家は、中国の高齢化は社会保障制度に大きな圧力をかけ、労働力の減少は世界第2の経済大国の今後数十年の成長を大幅に制限する可能性があると警告している。(翻訳・編集/柳川)

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