北京冬季五輪金メダリストの日本人コーチ、「最も素晴らしい舞台で最も素晴らしいストーリーを見た」

Record China    2022年2月26日(土) 17時20分

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海外網は24日、北京冬季五輪メダリストの蘇翊鳴を指導してきた佐藤康弘コーチが、「最も素晴らしい五輪の舞台で最も素晴らしいストーリーを見た」と中国版ツイッターに投稿していることを紹介した。

中国メディアの海外網は24日、北京冬季五輪メダリストの蘇翊鳴(スー・イーミン)を指導してきた佐藤康弘コーチが、「最も素晴らしい五輪の舞台で最も素晴らしいストーリーを見た」と中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に投稿していることを紹介した。

今月18日に18歳の誕生日を迎えた蘇翊鳴は、7日のスノーボード男子スロープスタイルで銀メダルを獲得したのに続き、15日にはビッグエアで金メダルに輝いた。

記事は「佐藤コーチは北京五輪で蘇翊鳴と歴史をつくったが、中国でこれほど注目されるとは思いもしなかった」と述べ、ミスジャッジに対して理解を示した10日の微博への初投稿がネットユーザーのリスペクトを呼んだことを紹介。「わずか数日でフォロワーは7万人を超えた」とし、佐藤コーチがネットの反応速度とこれほどの注目度にひどく驚いたと語ったことを伝えた。

記事はまた、「蘇翊鳴の素晴らしいパフォーマンスの他、親子そして友人のような、国をまたいだ師弟間の感情も五輪期間における美談だ」「2人は互いに相手の言葉を学んでいて、中国語、日本語、英語が混ざった交流モデルに『スポーツに国境はない』という感慨に浸らずにはいられない」と述べるとともに、当時14歳の蘇翊鳴に指導を始めた頃のことについて佐藤コーチが「一定の実力はあったが彼はもう14歳。ワールドカップ出場については自信があったが五輪での金メダルは難しいと思った」と明かしたことを紹介。「佐藤コーチの指導の下、蘇翊鳴は4年間で急速な進歩を遂げた」と続け、2021年10月に世界で初めてバックサイド1980を成功させたことに言及した上で、「佐藤コーチは蘇翊鳴が急成長した重要な点として、志があること、継続できることを挙げている」と指摘した。

記事はさらに、多くの選手を育ててきた佐藤コーチが「選手に対するトレーニングには身体能力やスキルを向上させるだけでなく、『心』の指導も含まれている。心身の素養がそろって初めて選手はより遠くに行ける」と語ったことなどを紹介し、最後に五輪閉幕前夜に投稿された「中国の優秀な青年と一緒に世界で最も素晴らしい五輪の舞台で最も素晴らしいストーリーを目にできたことを光栄に思います。中国と日本の関係がより良いものになるよう、われわれは努力を続けます」というメッセージを披露した。(翻訳・編集/野谷

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