人民網日本語版 2022年2月27日(日) 23時30分
拡大
中国ラオス鉄道の元江特大橋は、元江の両岸を跨ぎ、河谷で最も目立つ存在となっている。
(1 / 7 枚)
【その他の写真】
紅河は中国の雲南省に源を発し、最後にベトナムに流れる。元江は紅河の上流の本流だ。中国ラオス鉄道国内区間はここで、幅1000メートル弱の谷を越えなければならない。そのため元江特大橋が建設された。
このスーパー大橋は中国が初めて建設した大スパン上路式連続鋼桁鉄道橋で、全長は832.2メートル。川面から橋面までの高さは237メートルで、90階建てビルの高さに相当する。大橋の最大スパンは249メートル、最高の3番橋脚台の高さは154メートル。世界最大スパンの上路式連続鋼桁鉄道橋だ。
この高さ100メートルの橋の点検修理を担当するのは、平均年齢25歳の若者たち。鉄骨の上を移動する彼らの下では川が勢いよく流れている。橋の上での作業は常に厳しい試練だ。
「最初はとにかく怖くて、高さが恐ろしかった。体がどうしても前に進まず、足も震えた」と、若者たちは初めて橋の上を移動して作業した日のことをまるで昨日のことのように覚えていると語った。
高い所を点検して回るこのヒーローたちは、精神的な恐怖心を克服し、この橋梁支承のすべての部品に異常がないかを細かく検査していく。支承を1つ検査するのに2時間以上を必要とする。
「カンカン……」彼らが金槌で叩き「聴診」する音が谷間にこだまする。「異常のないボルトは折れているものと音が異なる。中が空洞になっているコンクリートもそうだ」とし、肉眼で詳細にチェックするほか、勤務経験豊富な彼らは「聞く」ことによる検査方法を編み出した。
橋全体で休憩できる場所は、橋脚台の頂部のスペースくらいしかない。彼らは時間を節約するため、この高くて狭いスペースで、昼食をとる。レトルト米やソーセージ、パン、牛乳、ビスケットなどの昼食を各自のバッグから取り出し、輪になって座り、この休憩のひとときを満喫する。
橋全体のボルト数は40万個以上あり、2万カ所以上の鋼板溶接箇所がある。そのためボルトを検査するだけでも4、5日を必要とするのだという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
この記事のコメントを見る
人民網日本語版
2022/2/23
2022/2/22
2022/2/18
2022/2/16
2022/2/15
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る