人民網日本語版 2022年3月1日(火) 22時50分
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中国の複数の長期重要宇宙計画が収穫シーズンを迎えている。
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北斗のグローバルネットワークの構築、月探査の三段階計画の無事終了、今年の中国による宇宙ステーションの全面的な完成、有人宇宙飛行の三段階計画の遂行など、中国の複数の長期重要宇宙計画が収穫シーズンを迎えている。
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中国の宇宙事業は現在、宇宙のより遠く、より深いところに向かっている。中国の宇宙ステーションの建設が全面的に始まり、火星のサンプルリターンや木星系探査などのキーテクノロジーの研究開発を推進し、有人月面着陸プランの検証を深化させ、宇宙旅行の育成・発展に取り組む。このほど発表された第5部となる宇宙白書「中国の宇宙飛行2021」は、中国の宇宙事業のここ数年の豊富な成果を記した上、今後5年さらにはより長期の発展計画を明記し、人々の輝かしい星空への無限の憧れに火をつけた。同白書は、「中国は宇宙事業の発展を終始、国全体の発展戦略の重要な構成部分としており、宇宙空間の平和目的のための探査と利用を終始堅持している」とした。
同白書によると、中国の宇宙飛行は2016年以降、革新的発展の急成長の段階に入っている。宇宙インフラの建設が安定的に推進され、北斗グローバル衛星測位システムが完成・開通し、高分解能地球観測システムがほぼ完成した。衛星通信放送サービスの能力が安定的に強化され、月探査の三段階計画が無事終了した。中国の宇宙ステーションの建設が全面的に始まり、火星探査機「天問1号」が地球・月間から惑星間探査の飛躍を実現し、世界が注目する輝かしい成果を上げた。
国家航天局の呉艶華(ウー・イエンホア)副局長によると、中国の宇宙飛行は世界の同業者と共に国連の持続可能な開発のための2030アジェンダを履行し、宇宙技術による持続可能な開発のサポートを共に推進し、50件の協力協定あるいは了解覚書に新たに署名した。中国とロシアは国際月科学研究ステーションの計画を共同発起した。有人宇宙飛行、月探査、火星探査などの任務において広く国際協力を展開し、BRICSリモートセンシング衛星ネットワーク協定に署名し、中仏海洋衛星と中伊電磁衛星の打ち上げに成功した。北斗標準の民間航空や海事など複数の国際機関標準体系への進出を推進した。高分1号・6号の衛星データがクラウドプラットフォームによって全世界に無料で公開され、158カ国・地域の約55万のユーザーからアクセスがあった。中国の5基の衛星と3つの衛星ネットワークが新たに国際災害チャーターに入り、気象衛星データが121の国と地域で使用されている。施設の建設、人材育成、データ応用などの複数の手段により、数多くの開発途上国の宇宙能力の建設を支援し、中国の宇宙飛行の発展の成果を共有している。
国家航天局月探査・宇宙飛行センターの劉継忠(リウ・ジージョン)センター長によると、中国の月探査は2004年に実施されてから2020年の月探査機「嫦娥5号」によるサンプルリターンまで、順調に月探査1、2、3期の「周回、着陸、帰還」という目標と任務を完了した。月探査4期任務全体では、中国は科学研究ステーションの基本型を建設するという目標をほぼ達成しなければならず、同時に今後の中国と世界による国際月科学研究ステーションの共同建設に向けて基礎を築く必要がある。
宇宙空間の平和的な探査と利用は全人類に共通する夢だ。宇宙事業の発展を非常に重視し、そしてそれに取り組む国がますます増えており、人類社会の発展に重要かつ深い影響を及ぼしている。中国の宇宙飛行は中国の知恵により新たな宇宙の伝説を作り続けるよう努力する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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