中国、世界第2の肥満大国に=20歳以下の肥満率、日韓を大きく上回る―米紙

Record China    2014年6月3日(火) 3時30分

拡大

30日、米ワシントン大学の保健指標評価研究所が行った調査で、中国の過体重・肥満の人口は3億人に達し、米国に次ぐ世界2位であることが明らかになった。子供や青少年の肥満も深刻化している。写真はダイエットに励む中国の児童。

(1 / 2 枚)

2014年5月30日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、米ワシントン大学の保健指標評価研究所が行った調査で、中国の過体重・肥満の人口は3億人に達し、米国に次ぐ世界2位であることが明らかになった。6月1日付で参考消息が伝えた。

その他の写真

同研究所のチームは、188カ国を対象に過去30年間のデータを調査。調査結果は医学誌ランセットに掲載された。

肥満度の目安となるBMI指数(25以上を過体重、30以上を肥満)で算出した中国の肥満人口は4600万人で、過体重も含めると3億人に上る。中国の成年男性の28%、成年女性の27%が過体重または肥満だった。

中国では子供や青少年の肥満も深刻だ。20歳以下の中国人男性の23%が過体重または肥満で、女性も14%に上る。日本や韓国などを大きく上回る数字だ。研究チームは、中国人の子供の高い肥満率について、「糖尿病や心血管疾患、がんなど健康への影響が懸念される」と警鐘を鳴らした。

専門家は「運動不足と不健康な食事が肥満増加の原因だ」と指摘する。また、一人っ子政策により、両親などが子供に過保護に走りすぎた弊害を指摘する声もある。(翻訳・編集/NY)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携