中国商務部「中国と欧州はパートナーでありライバルではない」

人民網日本語版    2022年3月2日(水) 17時50分

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中国商務部の王文濤部長は1日に行われた記者会見で、「中国と欧州には幅広い戦略的な共通認識と共通の利益があり、パートナーであってライバルではない」と述べた。写真はフランス。

中国商務部の王文濤(ワン・ウェンタオ)部長は1日に行われた記者会見で、「中国と欧州には幅広い戦略的な共通認識と共通の利益があり、パートナーであってライバルではない。双方は新型コロナウイルス感染症対策、グリーン、デジタル、金融、テクノロジーなどの各方面で実務協力を展開することが可能だ」と述べた。中国新聞社が伝えた。

王氏は、「中欧は世界における独立した、主体性のある2つの大きなパワーであり、幅広い戦略的な共通認識と共通の利益があり、互いにとって重要な経済貿易協力パートナーであり、双方の協力は優位性によって相互に補完し合い、互恵ウィンウィンである」と述べた。

王氏は、「中国の発展は欧州連合(EU)にとってチャンスであって、挑戦ではない。一部の人が騒ぎ立てる『脅威』であるということはさらにない。中欧の協力は競争より大きい。歴史・文化、社会制度、発展段階が異なるため、中欧間には溝と違いが存在するが、双方は意思疎通を強化して、良性の競争を促進することが可能だ。中欧はライバルではなく、パートナーだ」と述べた。

王氏は、「中国は欧州とともに戦略的な高みから中欧経済貿易関係の大きな方向性と主要な基調をしっかりと把握して、『一帯一路』(the Belt and Road)の共同建設が提起した『グローバルドア』戦略とのマッチングを推進し、協力の分野を開拓し、協力メカニズムを進化させたいと考えている。双方は感染症対策、グリーン、デジタル、金融、テクノロジーなどの各方面で実務協力を展開し、中欧投資協定の批准発効プロセスを推進することが可能だ」と述べた。

また王氏は、「中欧は主要20カ国・地域(G20)、国際連合、世界貿易機関(WTO)などの多国間の枠組みの下で協力を強化し、WTOを中核とした多国間貿易体制を維持することが可能だ。双方は開放包摂を堅持し、ゼロサム思考を捨て去り、保護主義に反対し、市場開放を深化させる必要がある」と述べた。

現在、EUは中国にとって2番目の貿易パートナーであり、中国はEUにとって1番目の貿易パートナーだ。中国側の統計によると、中欧貿易額はすでに8000億ドル(約92兆円)を超えており、宇宙航空、バイオ、光エレクトロニクス、電子、材料などの分野での貿易は成長率が30%を超えている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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