ネットで金を買う若者が急増、主力グループに―中国

人民網日本語版    2022年3月4日(金) 11時50分

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今年の春節期間中、中国全土における金の消費が前年同期比13%増となった。

中国黄金協会がこのほど発表した統計によると、今年の春節(旧正月、今年は2月1日)期間中、中国全土における金の消費が前年同期比13%増となった。統計によると、ショッピングサイト・天猫超市で金を購入した人のうち、「95後(1995~99年生まれ)」と「00後(2000年以降生まれ)」が半数以上を占め、ネットを通じた金購入における主力グループとなっている。人民日報海外版が伝えた。

ネットを通じて金を購入する若者のニーズを満たすため、天猫超市は初めて金の販売を始め、金や銀のアクセサリー約400種類をそろえた。専門家は、「ECは割引があるほか、ラインナップもバラエティーに富み、家まで届けてもらえるため、若者の間でネットを通じて金のアクセサリーを買うブームが生じた」と分析する。

また、若者の間で金が人気になっているのは、若者がますます実務的になっているからという分析もある。若者は金を身に着けてオシャレをすることを好むほか、その金融的属性にも目を付けている。SNSでは若者が1グラムほどの金の粒をやり取りして、小さいガラス瓶に入れて集めたり、金や金のアクセサリーを購入した感想をつづったりしており、特に金の価格が高騰しているのを背景に、金や金のアクセサリーを購入することが見る目があり、うまくやりくりしている証しの一つとなっている。そして、家族や友人、恋人に金をプレゼントする若者が増えている。

金ブームはネット上で大きな話題となっており、ネットユーザーからは「以前の中高年女性が金を買いあさっていることに関する議論の声の大きさほど、今の金に対する愛が深くなっている」「今年は寅年なのでトラをモチーフにした商品が発売と同時に売り切れている。人気は予想以上」「ピーナッツや柿のブレスレットはいいことがあるようにという思いが込められているほか、ハスの種をモチーフにしたブレスレットにはいいことが次々と起こるようにという願いが込められており、縁起の良いアクセサリーがたくさんある。新年にふさわしい」「ピカチュウなどとのコラボ商品、中国の伝統要素を取り入れたおしゃれなコラボ商品などもあり、どれにしようか迷う」といった声が寄せられている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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