韓国大統領選、事前投票でハプニング続出=ネット「本当に2022年の選挙?」「無効にすべき」

Record Korea    2022年3月7日(月) 12時50分

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7日、韓国・東亜日報は「中央選挙管理委員会のずさんな事前投票管理により、全国各地で大混乱が起きた」と報じた。写真は事前投票所。

2022年3月7日、韓国・東亜日報は「中央選挙管理委員会のずさんな事前投票管理により、全国各地で大混乱が起きた」と報じた。

韓国で4~5日に大統領選(9日投開票)の期日前投票が行われた。記事によると、問題となったのは新型コロナウイルスの感染者・隔離者の投票で、記入済みの投票用紙をスタッフが投票箱まで運ぶ際に使用する保管箱が統一されていなかった。そのため投票所ごとにごみ袋やかご、かばん、ショッパーバッグなどさまざまなものが使用されたという。

また、予想をはるかに超える数の感染者・隔離者が投票所に押しかけたため、一部の投票所では、記入した投票用紙を入れる封筒に記入済みの投票用紙が入っているなどスタッフのミスが続出し、再投票が行われるケースも発生したという。

不正選挙疑惑が浮上するなど波紋を広げたことを受け、中央選挙管理委員会は6日午前に立場を発表し、「非常に残念で申し訳ない」と謝罪し「絶対に不正はない」と強調した。しかし記事は「今回の事前投票率が過去最高の36.93%を記録した上に、与野党候補がきわどい戦いを繰り広げている状況のため、選挙の結果次第では委員会のずさんな事前選挙管理が不服議論を呼ぶ可能性がある」と指摘している。

この事態に文在寅(ムン・ジェイン)大統領も「遺憾に思う。選挙管理委員会は国民が納得できるよう、経緯を十分に説明する必要がある」と述べた。与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補は「9日の本投票では不便や混乱が再発しないよう徹底しなければならない」、野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補は「強い責任意識を持って徹底的に対策を講じてほしい」と述べたという。

選挙管理委員会は6日午後に「事前投票で大きな混乱を招いてしまい、国民の皆さまに深く謝罪する」と改めて謝罪し、「(本投票では)感染者が記入した投票用紙を自分で投票箱に入れるようにするなど特段の対策をまとめて7日に発表する」との考えを示したという。

これに韓国のネットユーザーからは「ごみ袋やショッパーバッグに入れるなんて。本当に2022年の選挙なの?」「多額の予算を使っているのに感染者用の投票箱も用意できないのか」「感染者用の投票箱を作ればいいということは小学生にでも分かる。なぜスタッフに封筒を預ける?」「堂々とごみ袋に入れるとは(笑)。事前投票を全て無効にするべき」「やり直してほしい。事前投票の結果を信じられない」「『遺憾』は国民のセリフ。文大統領は選挙の総括責任者なのだから、謝罪して責任をとるべきだ」「与党と選挙管理委員会が計画した不正歪曲(わいきょく)選挙だと考えざるを得ない」など批判の声が続出している。(翻訳・編集/堂本

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