人民網日本語版 2022年3月11日(金) 11時0分
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2021年の中国製造業における付加価値額は31兆4000億元で、国内総生産に占める割合が27.4%に達した。写真は中国の風力発電所。
中国工業・情報化部によると、2021年の中国製造業における付加価値額は31兆4000億元(約565兆2000億円)で、国内総生産(GDP)に占める割合が27.4%に達した。2010年以来、中国の製造業の付加価値額は12年連続で世界1位をキープしている。
2012年の中国共産党第18回全国代表大会から、中国の製造業大国の地位はさらに強化されている。2012年から2021年の間、中国の工業付加価値額は20兆9000億元から37兆3000億元まで増加した。うち、製造業の付加価値額は16兆9800億元から31兆4000億元まで増加した。
▽製造業の国際競争力が目に見えて増強されている。中国は世界で唯一、国連の産業分類システムであるISICに列挙されている全ての工業業種をカバーしている国で、220種類以上の工業製品の生産量が世界1位となっている。 2021年、中国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額は9.6%増となり、前年比6.8ポイント上昇した。2年間の平均増加ペースは6.1%。
▽製造業のイノベーション能力が目に見えて向上している。太陽光発電や風力発電、船舶といった産業チェーンの国際競争力や優位性がさらに増強されており、コンテナの生産量が前年比110.6%増、チップの生産量が同33.3%増に達した。新型ディスプレーや工業機械、新材料といった分野でも難関攻略が段階的な成果を上げている。
▽製造業の産業構造の高度化が加速している。ハイテク製造業と設備製造業の付加価値額が前年比それぞれ18.2%増、12.9%増に達し、一定規模以上の工業企業の成長の寄与率がそれぞれ28.6%、45%に達した。また、一定規模以上の工業機関の単位GDPエネルギー消費量は前年比5.6%減だった。
▽製造業のデジタル化へのモデル転換が全面的に加速している。中国は世界最大規模の光ファイバーやモバイル通信のネットワークを構築しており、開通している5G基地局の数は累計で142万5000カ所、スマホ端末で5Gに接続するユーザー数は5億2000万人に達している。製造業のデジタル化とグリーン化へのモデル転換も加速しており、重点分野のカギとなる工程のコンピュータ数値制御化率は55.3%、デジタル化研究開発設計ツールの普及率は74.7%に達しており、経済・社会の継続的で健全な発展に強い原動力を提供している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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