Record China 2022年3月13日(日) 13時0分
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中国では、浙江州の杭州師範大学付属競潮小学校で生徒全員が一斉に「寝そべり族」になる状況が注目を集めている。
中国では、学校時代から社会人になっても厳しい競争にさらされてきたことで、やる気を失って物事に積極的にとりくまなくなった若者が「寝そべり族」などと呼ばれている。しかし競潮小学校の場合はそうでない。学校側が導入した机といすによる「昼寝」の光景だ。
同小学校では今の季節なら毎日30-40分、5月になり夏時間制になれば1時間を、生徒に昼寝をさせる時間としている。これまでは座ったまま机にうつ伏せにさせたり、空いている教室に布団を敷いて寝かせていた。
新しく導入した机といすは一体化しており、机の高さや椅子の背もたれの角度を調整できる。昼寝の際には机を高く調整する。すると、背もたれを倒せば後ろの席の机の下にもぐり込ませることができる。また、取り付けられている足乗せを引き出すことで、生徒は寝そべった姿勢で昼寝を楽しむことができる。
これまでは、机にうつ伏して寝たので、枕替わりにした腕がしびれてしまうことがあったが、今の昼寝はとても快適で「これは楽だ」と話した生徒もいるという。仰向けになって寝る生徒だけでなく、横向きになる生徒も多い。
インターネットでは「私の子が通う小学校でも、こうしてほしいものだ」「いいね。子供が机にうつ伏せになって寝たんじゃ、首とか胸によくないからね」「多くの学校では机にうつ伏せになって寝ているけど、目が覚めた時に疲れを感じるんだよね。この方法で寝そべったら、とても快適。どの学校も取り入れることを提案します」などの投稿が寄せられた。中には高校生が投稿したと思われる「これを高校まで広めてほしい。自分で費用を負担してもよい」という声も寄せられた。
属競潮小学校は現在までに、この机・椅子を1年生6クラス分として180セット購入した。1セット当たりの価格は1200元(約2万2000円)という。(翻訳・編集/如月隼人)
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