KOSE（コーセー）の化粧品ブランド「雪肌精」による羽生結弦の音声コンテンツ「羽生結弦のみやびやかなひと刻（とき）」が14日に最終回を迎え、中国のファンの間でも反響が寄せられている。

同コンテンツは昨年夏の「第一夜」から始まり、14日で最終回の「第六夜」を迎えた。今回のテーマは「原点回帰」。羽生は「僕にとって原点回帰と言えばやはりアクセルジャンプです。覚えていないのですが、スケートを始めたころ、長方形のリンクの短い方をいっぱいに使ってシングルアクセルを跳んでいたみたいで、それを見てみんなが驚いたという話を聞きました。それから20年以上経ってもまだシングルアクセルを練習して、4回転アクセルのために基礎をたくさん練習しました。原点は大切なんだということを改めて実感しました」と語った。

また、卒業シーズンということで新生活にも言及。「僕の新生活はカナダに行ったことが一番大きかったです。今でも英語はうまく話せなくて、日常での会話で混乱したりもしますが、当時はもっと大変でした。でも、勇気を持って踏み出した一歩は大きな知識と経験を与えてくれました。皆さんも大変なことがあるかもしれませんが、自分の道を貫いて頑張ってください」と視聴者にエールを送った。

そして、「今回、原点を見つめ直したことで、この場所もまた僕たちにとっての原点になります。僕も皆さんと同じように日々の積み重ねを怠らず、挑戦し続けるので、一緒に頑張りましょう」とし、「これからも皆さんを応援しています。本当にありがとうございました。初めてのラジオで非常に緊張しましたが、これからも頑張っていきます。以上、羽生結弦でした！バイバ～イ！」とあいさつした。

この音声が中国語の翻訳付きで中国で紹介されると、ファンからは「聞き取れないけど、聞いているだけでにやけちゃう」「柔らかく、力強さもある声」「寝る時に聞いたらぐっすり眠れそう」「人を落ち着かせて、安心させる声だね」「ユヅの声ってすごく耳に心地いい。オフシーズンに声優もやってみたらどうかな？」「彼の日本語は本当に良い」「彼に出会うまで、日本語がこんなにきれいだなんて思わなかった」「決めた！日本語を勉強する」など、羽生の声に聞きほれたという声が続出した。

また、「ああ、彼が恋しい」「『僕も皆さんと同じように挑戦し続けるので、一緒に頑張りましょう』。これを聞いたら泣けてきた。7年間あなたと一緒に頑張ってきました。これからもです！それぞれの夢に向かって一緒に頑張りましょう」「どうか羽生くんがずっと幸せに、健康で、思うままに生活できますように」といった声も寄せられている。

中国で絶大な人気を誇る羽生。今年の北京冬季五輪男子シングルでは4位だったが、新たなファンも多く獲得したようで、閉会後もネット上には羽生の情報があふれている。（翻訳・編集/北田）

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