中国の最新研究、青少年の近視予防の新たな可能性―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月16日(水) 5時50分

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中国科学院昆明動物研究所の胡新天氏の研究チームが複数の機関と最新の研究を行った結果、相関色温度の低い人工照明光源により若いアカゲザルの眼軸の発育を遅らせることが分かった。資料写真。

中国科学院昆明動物研究所が13日に明らかにしたところによると、同研究所の胡新天(フー・シンティエン)氏の研究チームが複数の機関と最新の研究を行った結果、相関色温度の低い人工照明光源により若いアカゲザルの眼軸の発育を遅らせることが分かった。眼軸の過度な成長が青少年の近視の主因であるため、この研究結果は青少年の近視予防に新たな手段と方法を提供すると期待されている。科技日報が伝えた。

「ここ数十年にわたり、居住および学習環境における照明条件の大きな変化により、近視の発症率が急上昇している。これは光環境が近視発生・進行の重要な原因であることを示している」。研究員の胡氏によると、相関色温度は光源のスペクトル成分をある程度反映できるという。研究チームは中国科学院心理研究所、半導体研究所及び中国建築科学研究院と協力し、32匹の子猿を研究対象に異なる相関色温度からなる4種の典型的な光源を採用し、相関色温度と眼軸の成長の間の関連性を研究した。365日の観察を経て、相関色温度が低かったアカゲザルの眼軸の成長が、相関色温度が高かった対照グループを明らかに下回っていた。そして観察期間全体において、この効果が持続的かつ安定的だった。

この成果は、一般的な照明の光源色温度と眼軸の発育関係に関する初の体系的な報告となった。同研究成果は英文誌「Zoological Research(動物学研究)」に掲載された。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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