万里の長城を見学した外国人記者40人、「中国の旅に心残りなし」―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月15日(火) 15時0分

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外国人記者40人が万里の長城を見学した。

「ついに万里の長城を自分の目で見ることができた。是非また来たい」。北京冬季五輪組織委員会は9日、北京市党委員会宣伝部や昌平区と共に、2022年北京冬季五輪・パラリンピックメインメディアセンター(MMC)に登録している記者がクローズド・ループ内で居庸関長城(万里の長城)へ見学に行けるよう企画した。外国人記者約40人が同企画に参加し、雄大かつ壮大な万里の長城の景色を堪能した。北京晩報が伝えた。

同日午後、北京は過ごしやすい天気となり、青空に雄大な万里の長城の景色が映えた。景勝地に着くと、外国人記者たちはすぐにスマホを取り出して、記念写真を撮影していた。ポーランド人記者・Szymon Lipinskiさんは登山が趣味で、万里の長城の旅を存分に楽しみ、同僚と共に最前列を歩いて、「他の同僚が万里の長城に来たことがあり、とてもうらやましいと思っていた。万里の長城は本当に美しくて雄大」と話していた。

「中国人はどうのようにしてこれらのレンガを運んできたのだろう?」と、多くの記者が興味津々といった面持ちで、ボランティアに次々質問していた。居庸関長城の敵台に立っていることを知ったスペイン人の記者・Charlotte Collinsさんは、「クローズド・ループ内でも万里の長城を見学できるとは思っていなかった。北京は素晴らしい都市。万里の長城は中国の代名詞でもあり、来てみて本当に不思議だと感じた。今回の中国の旅に、心残りはない」と興奮気味に語った。

中国には「万里の長城に行かなければ好漢じゃない」という言葉があり、その言葉が書かれた石碑の前で、ボランティアの解説を聞いたフランス人のArnold Nzobadilaさんは、「今日、万里の長城に登ることができて、僕も好漢になれた!」とうれしそうに語った。

今回の企画は、北京パラリンピックの新型コロナ感染対策・管理の規定を厳格に順守して、全行程がクローズド・ループ内に設置され、MMCから居庸関長城をポイント・ツー・ポイントで結び、一般の人々との接触が一切生じないよう配慮されている。

MMC運営チームのニュース・取材総監を務める戎昌海氏は、「慌ただしく報道の仕事をする記者たちに、仕事の合間にリラックスしてもらうのと同時に、バラエティーに富んだ報道をし、中国や開催都市の北京などのイメージ、万里の長城文化を伝えてもらうべく、2月2日から、冬季五輪組織委員会は各関係当局と、万里の長城観光体験イベントを9回企画し、世界のメディア50社以上の外国人記者・数百人が万里の長城に行きたいという夢を叶えた」と説明した。

また、「毎回、申込者を募集すると、30分もしない間に予約でいっぱいになった。そして、多くの記者がメディアサービスデスクで関連の企画について問い合わせをしていた。新型コロナウイルス対策や見学の時間などを考慮して、居庸関長城の東区間1.5キロをクローズド・ループエリアに設定して、見学の全工程がクローズド・ループ内で管理された。今回の企画終了後、管轄政府がクローズド・ループエリアの全面的な消毒や、環境のPCR検査を実施した上で、一般公開を再開する」という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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