郭守敬望遠鏡、グリーンピースやブドウを含む1417の密小銀河を発見―中国

人民網日本語版    2022年3月18日(金) 21時50分

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中国科学院国家天文台などの機関の研究者が新たに1417の密小銀河を発見した。写真は左から右に順に、グリーンピース銀河、ブルーベリー銀河、ブドウ銀河(取材先が提供)。

グリーンピース、ブルーベリー、ブドウ……天文学者は広大な宇宙に「銀河果樹園・野菜畑」を発見した。科技日報が伝えた。

郭守敬望遠鏡(LAMOST)の大量のスペクトルデータをよりどころに、中国科学院国家天文台などの機関の研究者が新たに1417の密小銀河を発見した。うち739はグリーンピース銀河、270はブルーベリー銀河、388はブドウ銀河。これに関連する研究成果は「天体物理学報」にオンライン掲載された。

中国科学院国家天文台の羅阿理(ルオ・アーリー)研究員は17日の取材に対し、「これは一度に新たに見つかった密小銀河の数として過去最大の研究活動だ。これまでその他の望遠鏡によって観測され、そして海外の科学者に証明され発表された密小銀河は合計で800に過ぎない。これらの銀河はサイズが小さく、明度が低く、観測の難易度が高い。画像による発見は一般的な銀河よりもずっと難しい」と強調した。

これらの新たに発見された密小銀河に、なぜ野菜や果物の名前がついているのだろうか、と疑問に思う人もいるだろう。

羅氏はこれについて、「観測データによって生成された画像において、これらの銀河は異なる色と形態を呈するため、天文学者はその色と形態に基づき、生活でよく目にする果物や野菜などの名をつけた。例えばグリーンピース銀河は画像では緑色を呈し、形態が極めて緻密で、丸々とした豆のようだ」と説明した。

LAMOSTによるスカイサーベイの持続的な展開に伴い、今後さらに多くのグリーンピース銀河、ブルーベリー銀河、ブドウ銀河が次々と発見され、早期宇宙の恒星形成および銀河系を含む多くの銀河の発展・成形の謎を解明する新たな窓を開くだろう。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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