中国の新エネルギー車、大規模な急速発展の新たな段階に―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月22日(火) 15時50分

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中国の新エネルギー車が大規模な急速発展の新たな段階に入っている。

浙江省金華市にある零跑汽車のスマート工場は繁忙を極めていた。2月の引き渡し量は前年同期比で447%増加し、3月の生産計画スケジューラ(APS)では生産台数が1万台に達した。

同社創業者の朱江明(ジュウ・ジアンミン)氏は、「現在、当社の中大型のバッテリー電気自動車(BEV)『零跑C01』は3四半期の大量生産と引き渡しに向けて急ピッチで準備を進めている。『零跑C01』は世界初のバッテリーと車体が一体化構造になったバッテリー技術を採用した量産型車種であり、搭載した自動運転用チップ『凌芯01』は独自の知的財産権を完全に備えたものだ」と述べた。

吉利汽車傘下の湖北芯撃科技が開発した初の国産自動車規格ランクの半導体となる7ナノメートル(nm)スマートコックピット用チップは、昨年6月にテープアウト(設計の最終段階に到達)し、現在は川下の企業と協力して大量生産前のテストとデータの集積が行われている。比亜迪汽車(BYD)と寧徳時代新エネルギー科技はブレードバッテリーなどの技術が市場に人気となっており、今年1-2月にはリン酸鉄リチウム電池を搭載した車両が組立車に占める割合が55.9%に達した。バッテリー、モーター、電子制御などのキーテクノロジーが次々にブレークスルーを達成し、スマートコネクテッド、自動運転のコア技術とアルゴリズムが勢いよく後を追いかけ、追い越そうとしている。

ここ数年、新エネルギー自動車産業が加速的な発展を遂げた。昨年の中国の新エネ車の累計販売量は前年比1.6倍増の352万1000台に上り、7年連続で世界一だった。そのうち、中国ブランドの新エネ乗用車の販売量は247万6000台で、新エネ乗用車販売量全体の74.3%を占めた。技術力がさらに高まり、BEV乗用車の平均航続距離は2016年の253キロメートルから21年は400キロメートルを超えた。輸出がブレークスルーを達成し、昨年の新エネ車輸出量は同3倍増の31万台に上り、それ以前の輸出量の合計を上回った。中国の新エネ車は今、大規模な急速発展の新たな段階に入りつつあるところだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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