習近平主席が打ち出すグローバル発展イニシアティブとは?中国の行動は?―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月23日(水) 18時10分

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習近平主席が打ち出すグローバル発展イニシアティブとはどんなものだろうか。

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■グローバル発展イニシアティブについて

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2021年9月21日、習近平国家主席は国連で初めてグローバル発展イニシアティブを打ち出し、国際社会が開発を世界全体のマクロ政策の枠組において突出した地位に据え、発展途上国に一段と力強く的確な支持を行う後押しをし、各国の開発と国際開発協力の青写真を描き、グローバル開発事業推進の方向性を指し示した。

2021年11月11日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のCEOサミットで、習主席はグローバル発展イニシアティブをさらに拡充し、中国は引き続き責任ある大国としての役割を果たし、世界の貧困削減、食糧安全保障、開発資金調達分野での協力強化、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実行、グローバル発展運命共同体の構築を後押しする意向を表明した。

2022年の世界経済フォーラム(WEF)のテレビ会議で、習主席はグローバル発展イニシアティブについて「全世界に開放された公共財であり、持続可能な開発のための2030アジェンダと連携して、世界の共同発展を推進することを目指している。中国は各国と手を携えて協力し、イニシアティブの実行を共に推進し、立ち後れる国が1つもないよう努力したい」と改めて強調した。

時代の最も差し迫った命題と向き合うたびに、習主席は歴史的深みと哲学的高みのある歴史的選択をし、中国として解答を提出し、大政党・大国の指導者として人類文明の前進の方向に対する系統的思考を示してきた。

■積極的呼応を得たグローバル発展イニシアティブ

グローバル発展イニシアティブは各国のニーズと高度に一致しており、国連及び100近くの国の積極的な呼応を得た。イニシアティブは中国・太平洋島嶼国外相会議、中国・ASEAN対話関係構築30周年記念サミット、中国・アフリカ協力フォーラム第8回閣僚級会議、中国・CELACフォーラム第3回閣僚級会議の成果文書に盛り込まれた。

今年1月、「グローバル発展イニシアティブフレンズグループ」がニューヨークの国連本部で初会合を開き、100以上の国々と20余りの国際組織の代表が一堂に会して、イニシアティブ実行のために、さらに広範な国際的コンセンサスを形成した。

グテーレス国連事務総長はグローバル発展イニシアティブについて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成し、グローバル開発の不平等・不均衡という問題の解決にとって重要な意義を持つとの認識を示した。

■中国は空論は語らず、実際の行動によって斬新な道を証明

習主席は、「人類の幸福追求の道において、1つの国も、1つの民族も取り残されることがあってはらない」と人類運命共同体構築の真義を、最も飾らぬ言葉で説明した。

フィリピンでは、中国のハイブリッド米の商業的普及面積が22万6500ヘクタールに達し、13万4000以上の農家に直接的または間接的な恩恵をもたらし、30.8万トンの穀物増産を促進した。これはフィリピン人1人当たり約3キログラムの増加に相当する。

ケニアでは、頻繁に往復するモンバサ-ナイロビ鉄道の列車が都市部と農村部を結んでいる。「私の故郷は日に日に素晴らしくなっていく」という歌詞のケニアの歌は、1万キロメートル以上の鉄道と10万キロメートル近くの道路、100近くの港湾など、中国とアフリカの協力の成果を凝縮している。

太平洋の島国バヌアツでは、中国企業が2年がかりで学校の拡張工事を支援した。新しい教室棟や実験棟、寮、食堂、運動場によって、学校の姿は一新した。

新型コロナウイルスの感染拡大が世界を席巻し、世界各国の人々の生命権と健康権を深刻に脅かしている。ワクチンの公平な分配が突出した問題となった時、中国は自国が感染防止・抑制の大きなプレッシャーにさらされている中でも、国際社会への支援に最善を尽くした。現時点で中国は世界最大のワクチンの対外提供国であり、世界で使用されているワクチンの半分は「メイド・イン・チャイナ」だ。

国際シンクタンク「Schiller Institute」の専門家、リチャード・ブラック氏は、「戦争、飢餓、そして西側の経済的強権による災禍は現在も少なからぬ地域で生じ続けている。中国は空論は語らず、実際の行動によって斬新な道を証明した」と指摘する。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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