寧夏が「星の故郷」と呼ばれているワケは?―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月26日(土) 23時50分

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中国のほぼ中央に位置し、1年間のうち約300日は晴れ間が広がる寧夏回族自治区は、中国でも指折りの満天の星が見られる星空スポットの一つだ。

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中国のほぼ中央に位置し、1年間のうち約300日は晴れ間が広がる寧夏回族自治区は、中国でも指折りの満天の星が見られる星空スポットの一つだ。そして、世界の有名天文写真や映像作品が同自治区で撮影されているため、近年、大勢の星空ファンが美しい星を見るために同自治区を訪れている。同自治区気象サービスセンターの趙蔚(ジャオ・ウェイ)副主任長がこのほど、同自治区が「星の故郷」と呼ばれている理由を説明してくれた。中国新聞網が伝えた。

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趙副主任によると、寧夏回族自治区気象当局は2021年、気候がどれほど天体観測に適しているかを評価する調査を実施し、▽雲量▽光害▽視界▽シーイング(大気の状態の適性)▽人体快適指数という5つの要素の天体観測への影響を総合的に検討したほか、過去40年の気象資料を分析して、天体観測気候的適性総合評価指数、モデル、基準を構築、評価結果を導き出した。

評価結果によると、寧夏回族自治区は、冬は厳しい寒さになることが少なく、夏も厳しい暑さになることはない。そして、春は暖かく、秋は爽やかで過ごしやすい気候となっており、年間平均降水量も少なく、晴れの日が多い。そのため、ほとんど日の気象条件が、天体観測に適しており、各季節の農村の天体観測適性は「非常に適している」、または「適している」と評価されている。特に7月と8月、11月と12月は、各市・県の中心地のほか、ほとんどの地域が天体観測に「非常に適している」となっている。趙副主任は、「科学的なアルゴリズムやデータを通して、寧夏が確かに『星の故郷』であることが確証された。当自治区の気象当局は毎週、一週間の天体観測天気予報を発表して、観光客に『天体観測ガイド』を提供している」と説明する。

寧夏回族自治区は近年、「星の故郷」というブランドを構築し、星空観光大会や星空キャンプミュージックフェスティバルといった一連のイベントも企画してきた。また、星空観光をテーマにした観光ルート12路線と天体観測観光スポットベスト10を打ち出し、国内外の観光客の間で好評を博している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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