人民網日本語版 2022年3月25日(金) 13時40分
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上海の外国人ボランティア数人がここ数日、注目を集めている。
上海の外国人ボランティア数人がここ数日、注目を集めている。その一人は英国人の数学教師・アダムさんで、PCR検査を実施するコミュニティーでボランティアをしている。また、スワティ・ダルさんは、ネット上にアップしている動画で、中国の防疫理念に対する理解を語っている。
外国人ボランティアの登場は都市を充実させ、その都市には、自発的な自己管理能力があることを示している。都市に住む全ての人が、たとえ「お客さん」と思われている外国人であっても、新型コロナウイルス感染症拡大という緊急時に、行動を起こしている。
厳格な新型コロナウイルス対策が実施されている上海で、外国人はその防疫政策を理解しているのだろうか?外国人の特殊なニーズはどのように満たせばいいのだろうか?こうした状況下で登場している外国人ボランティアは、いろんなシーンで重要な役割を果たすことになるだろう。
グローバル化された言語環境下で営まれている都市は、経験やノウハウが豊かで、外国人が、自然に都市ガバナンスの視野に入り、現地の市民や住民の中に自然と溶け込んでいくものだ。
アダムさんは、印象深かった出来事について、「3歳くらいの子供数人がPCR検査を受けた後、英語で『ありがとう』と言ってくれた。中国語で『ありがとう』と言ってくれても分かるけど、英語で言ってくれると、子供が僕のことを気遣ってくれていると感じて、とても暖かい気持ちになった。皆がたとえ小さなことであっても自分にできることをしている」と語る。
統計によると、3月20日の時点で、「上海ボランティアネットワーク」は、新型コロナウイルス対策をめぐるボランティアプロジェクト1946件を企画し、4万6900万人が累計で52万2000時間ボランティアに参加してきた。これはボランティア1人当たり11.13時間の計算になる。これほど多くの人が上海を守るために行動を起こしていることを示す、励みになる数字だ。
もちろん、都市のほうもボランティアたちに注目しており、上海は最近、新型コロナウイルス対策をめぐるボランティアに参加している人が無料で50万元(約900円)の特定保険に加入し、安心してボランティアに参加できるようにしている。
外国人ボランティアのスワティ・ダルさんは動画の中で、「the whole city stands united(都市のみんなが一致団結している)」様子に感動していることを語っている。一致団結は外国人ボランティアだけでなく、都市に住む全ての人、その様子を目にする全ての人を感動させていることだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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