訪日した中国人教師が感じた“温かさ”=「独特の気質は、確かに人々を魅了する」―中国ネット

Record China    2014年6月5日(木) 6時42分

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4日、重慶大学で教鞭を執る蒋力(ジアン・リー)氏が、今春に訪日した際の日本の印象について記している。写真提供:蒋力。

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2014年6月4日、重慶大学で教鞭を執る蒋力(ジアン・リー)氏が、今春に訪日した際の日本の印象について記している。

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今回、われわれ重慶大学建築城規(都市計画)学院のメンバーは、早稲田大学の招待を受け、清華大学建築城規学院のメンバーと共に、東日本大震災で津波の被害に見舞われた岩手県大槌町を訪れた。重点は被災地の再建の手伝いである。プロジェクトは前期調査研究、中期設計、成果報告の3つの段階に分けられている。

前期調査研究では、私たちは日本の多くの都市を訪れた。京都の歴史的な建築物や東京のモダンな雰囲気、直島の芸術的な息づかいなどは、どれも深く印象に残った。また、日本人の礼儀正しく友好的な姿勢は、中華礼節の神髄を踏襲した現代国家の文化を感じさせた。

中期設計の過程では、日本人の独特な思考、創造的な表現に学ぶところは多く、互いに長短を補うことができた。日本人の資源の節約と有効利用を重視する基本原則は、われわれの設計に参考となるものだった。言葉の壁はあったものの、ひとつひとつの笑顔が示す心のやり取りに障害はなかった。協議と協力は順調に進んだ。

成果報告は、現地の住民との交流である。各自の理念や計画を伝え、フィードバックをもらうのだ。日本人はコミュニティの建設に対する参加意欲が旺盛で、喜んで自分の意見や態度を示した。われわれは、「このような姿勢が、新たなコミュニティに良好な内部環境をもたらすのだ」と意識すると同時に、このような姿勢も日本社会の調和がとれている重要な要素の一つなのかもしれないと感じた。

今回の訪日では温かさを感じた。日本がその経済、文化、宗教のもとで放つ独特の気質には、確かに人々を魅了するものがある。急速な現代化と伝統文化の保存という矛盾にどっしりと向き合う様子は、称賛に値する。また、これほどまでに人口密度が高い国が、奇妙なまでに高い森林率を誇っている点にも、敬服せずにはいられない。日本とは、真に人々の関心を集める国である。(翻訳・編集/北田

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