Record China 2022年3月28日(月) 13時20分
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中国メディアの観察者網は27日、台湾メディアの報道を引用し、韓国人インフルエンサーの女性が台湾の隔離ホテルを「まるで監獄」とやゆしたことが物議を醸していると報じた。
記事によると、女性は台湾師範大学で中国語を学ぶ学生。女性は24日に「韓国人女性が台湾に来て痩せた理由」と題する動画をYouTubeに投稿した。動画ではボロボロのカーテンやほこりだらけの部屋を紹介し、「ひどい衛生環境」「(カーテンは)少なくとも10年洗ってない」などとし、元々アレルギー持ちで症状がひどくなったと話した。
初日の朝食に出されたのは、具がリンゴのスライスとレタスのみのハンバーガーと紅茶のティーバッグだけで、結局空腹を満たすことはできず。昼食には弁当が出されたが、一緒に出されたスープは「(味がなくて)お湯みたい」と漏らした。夕食はパスタだったが「またこんな感じ」とがっかりした様子で、「このホテルはダイエットを手伝ってくれる。それが良いところ」と皮肉めいたコメントを残した。
その後も毎回の食事について「スープがしょっぱい(味の濃さが毎回違う)」「ご飯が冷たい」「肉は脂身ばかり」などと不満を訴え、4日目には窓の外に向かって「ここから出たい!お母さん!」と叫んだほか、字幕で「ここは監獄なの?」とつづった。女性はインスタグラムでも、韓国、ベトナム、タイからの留学生と、米国、英国、日本からの留学生ではホテルの条件が異なるなどと指摘していた。
女性の主張に対し、台湾のネットユーザーからは「隔離を旅行だと思っているのか」といった批判的な声がある一方で、「これ(ホテルの状況)は確かにひどい」と理解を示す声も上がっている。
記事によると、女性のホテルは1泊3食付きで2100台湾ドル(約9000円)という比較的「リーズナブル」な価格設定だった。台湾師範大学は女性からの不満を受け、同ホテルとの契約を一時停止した。同大学の職員が女性に別のホテルを手配したものの、女性は宿泊費の増額やキャンセル料の支払いがあることから、結局、現在のホテルで隔離生活を続けることを決めたという。
国籍によって差別しているとの指摘について同大学は、「学生から提供された到着便の日付とホテルの収容人数、日程を基に手配しており、部屋数が足りなければ同じ日に入国しても別のホテルになることもある」と説明し、国籍によってホテルを分けることはしてはいないとした。(翻訳・編集/北田)
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