中国機墜落事故の最初の調査報告が30日以内に発表へ―中国

人民網日本語版    2022年4月2日(土) 0時10分

拡大

中国東方航空墜落事故の最初の調査報告が30日以内に発表されるという。

中国民用航空局航空安全弁公室の朱涛(ジュウ・タオ)主任は31日に開かれた記者会見で、約10日間にわたる努力の結果、調査活動は初歩的な進展を手にしたとの見方を示した。残骸の捜索はほぼ完了し、2つのブラックボックスのほか、エンジンや水平安定板、右側のウィングレットの残骸といった重要な部品も発見された。すでに見つかった残骸4万点以上は、一つずつ消毒、洗浄、識別、分類、番号付けされている。また、2つのブラックボックスも解析が進められている。新華社が伝えた。

【主な捜索はほぼ終了】

事故発生後、緊急対応指揮部メンバーや現場の捜索隊員全てが全力で活動を展開したため、7日間で2つのブラックボックスを発見し、8日間で死亡した乗客全ての身元をDNA鑑定で確認した。これにより指揮部の主な捜索任務はほぼ完了した。

【発見した機体の残骸・破片は4万9117点】

3月30日の時点で、緊急対応作業のために各方面が力を合わせて、消防車やドローン、地質調査機器といった各種捜索設備が使用されたほか、延べ5万人が出動し、墜落地点において捜索が行われた面積は累計40万平方メートルを超えた。また、土2万2700立方メートルが掘削され、機体の残骸や破片4万9117点が回収された。ほとんどの残骸は倉庫で保管され、洗浄や整理が行われている。

【遺族のケアは延べ695人に】

犠牲者の遺族に対しては個別に善後処理が行われている。3月30日の時点で、ケアなどの対応を受けた遺族は延べ695人に達したほか、延べ7926人が心理アセスメントを、延べ2917人がカウンセリングを受けた。

【30日以内に最初の調査報告発表へ】

朱室長は、「すでに事故の技術分析や証拠の収集調査の段階に入っており、国際民間航空条約や中国の民用航空規則の関連の要求に基づき、事故発生から30日以内に最初の調査報告をまとめて発表するほか、全ての調査が終わり次第、最終版の調査報告をまとめて公表する。調査は客観的で公正かつ科学的に徹底して行うという原則を順守し、いかなる疑問点も見逃さず、事故原因を究明し、事故の真相を明らかにして、再発防止に努める」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携