新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、多くの感染者が確認されている吉林省では、多くのボランティアが名乗りを上げ、感染拡大対策の第一線で、体温測定や記録作業、物資の輸送や発送、住民のケア、トレーサビリティとスクリーニング、感染予防関連知識のPRといったボランティアサービスに携わっている。

そんなボランティアの1人が3月29日、新型コロナ対策作業中に、1台のマイクロバスの背面ガラスにメモが貼ってあるのに気付いた。このメモには、「車には鍵をかけていません。ボランティアの皆さん、どうぞ車内で休憩をとって下さい。少なくとも風を避けることができます」と書かれていた。ボランティアの張さん（女性）は、「その日は風が非常に強い日でした。ほっこりする心遣いをしてくれた車の持ち主に感謝したい。今、とても多くの人が、このような善意を示してくれる」とした。

ネットユーザーからは、「ボランティアの皆さん、本当にご苦労様です。来る日も来る日も昼夜の別なく感染対策のために働き、ゆっくり休むこともできないでしょう。一日も早いコロナの収束を願っています」といったコメントが寄せられた。

吉林省衛生健康委員会の張力・副主任は、3月31日に開かれた新型コロナウイルス感染予防管理業務に関する記者会見において、「現在、吉林市では、新型コロナウイルス感染拡大が効果的に抑制されている」とした。

吉林省衛生健康委員会の4月1日付けの情報によると、2022年3月31日0時から24時にかけて、吉林省で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は1363人（軽症1354人、中等症8人 重症1人）だった。（提供/人民網日本語版・編集/KM）