Record Korea 2022年4月9日(土) 20時20分
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8日、韓国で「加平渓谷殺人事件」の被害者の生前最後の映像が公開され、ネット上に衝撃が広がっている。資料写真。
2022年4月8日、韓国で「加平(カピョン)渓谷殺人事件」の被害者の生前最後の映像が公開され、ネット上に衝撃が広がっている。
韓国メディア・韓国経済などによると、韓国検察は先月30日、2019年に京畿道・加平の渓谷で8億ウォン(約8000万円)の保険金を得るために夫を溺死させた疑いが持たれているイ・ウンヘ容疑者と、殺害を手伝った内縁の夫チョ・ヒョンス容疑者を全国に指名手配した。2人は2回目の検察の取り調べの前に逃走し、3カ月間行方が分かっていない。
そうした中、被害者の男性が溺死した当日に水遊びをする様子の映像が公開された。映像には、チョ容疑者が別の共犯者と共に被害者男性の乗った浮き輪を引っ張り、渓谷の奥の方へ運ぶ様子が映っている。水が苦手だった被害者男性は「もうやめよう」と訴えたが、2人は「何を言っているんだ」と言ってさらに激しく浮き輪を揺らした。その後も被害者男性は「分かった。僕が悪かった。謝るからもうやめよう」と何度も訴えた。また、映像には怖がる被害者男性を見て大笑いするイ容疑者や知人らの声も入っていたという。
さらに別の映像には、頭でスイカを割る被害者男性の姿が映っていた。これについてイ容疑者らは取り調べで「ナイフがなかったのでじゃんけんをして負けた人がスイカを頭で割ることになった」と供述したという。
被害者男性はこの後、同じ日の午後8時20分ごろに崖から水面に飛び込み、溺れて死亡したとされている。
この映像を見た韓国のネットユーザーからは「鳥肌が立つ。計画的に死に追いやる姿は悪魔にしか見えない。善良な人間を利用して命まで奪うなんて。厳しい処罰を与えてほしい」「止める人は1人もいなかったのか。そこにいた人たちはみんな共犯だよ」「本当にかわいそう。いっそ結婚せず1人で生きていればこんな人たちと関わらずに済んだのに」「自分の生命保険に毎月70万ウォンを支払っていたことを被害者は知っていただろうか。その日が保険の効力が停止する直前だということも…」など驚きや憤りの声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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