Record China 2022年4月13日(水) 20時20分
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13日、中国メディアの環球網は、東京大学の入学式の祝辞で著名映画館監督の河瀨直美氏によるウクライナ問題関連の発言が物議を醸していると報じた。
2022年4月13日、中国メディアの環球網は、東京大学の入学式の祝辞で著名映画館監督の河瀨直美氏によるウクライナ問題関連の発言が物議を醸していると報じた。
記事は、日本メディアの報道として、河瀨氏が12日に行われた東京大学の入学式に来賓として呼ばれ、祝辞を述べた際に「『ロシア』という国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか?誤解を恐れずに言うと『悪』を存在させることで、私は安心していないだろうか?人間は弱い生き物です。だからこそ、つながりあって、とある国家に属してその中で生かされているともいえます。そうして自分たちの国がどこかの国を侵攻する可能性があるということを自覚しておく必要があるのです。そうすることで、自らの中に自制心を持って、それを拒否することを選択したいと想います」と発言したことを紹介した。
そして、河瀨氏の発言が日本のネット上で議論を呼び、一部のネットユーザーからは「ロシアに正義はあるのか?悪者にすることは簡単などという次元ではない。18歳の柔軟な子どもたちを洗脳するのはやめてほしい」といった批判的な意見がある一方で、「ロシアを単なる悪とすると思考停止する。思考力を持つ人は事実を動的に捉えるべき」など、河瀨氏の観点を支持する意見も見られたとしている。
また、「自分たちの国がどこかの国を侵攻する可能性がある」という部分については「狂っている。招いた東大も狂っている」「日本国憲法を読め。わが国は交戦権を放棄している」という声がある一方、「(河瀨氏の)本旨はロシアを悪者扱いしているが自分たちにもその要素があることを忘れるな、ということでは?」「(「それを拒否することを選択したい」という部分を示し)国の中枢を担う人たち向けなんだろう」といった声が出ていることを紹介した。(翻訳・編集/川尻)
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